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赤司side
2回戦が終わり、トイレに向かった
済ませたあと手を洗っていると
ガサッ
っと少し大きな音がして
振り返ると
鍵のかかっている個室からだった
少し、嫌な予感がして近ずいて見ると
よく聞き取れない小さな本当に小さな声がして
最初は、あぁ、誰かが試合に負けて泣いているのか
と思ったが
「た、すけて、…」
小さくそんな声が聞こえた
その声に危うやさを感じた
赤「…大丈夫ですか？」
？「だ、、大丈夫、です、！す、いませ、ん、」
俺が声をかけてから少し間が空いたあと、
そう返ってきた
いや、声的に大丈夫では無い。
酸素が足りない声というか、
今にも死んでしまいそうな声だ
赤「本当ですか？？
一応、大丈夫なら出てきてください」
返事がない…
この体育館のトイレは鍵をかけたまま
人が倒れた時助けに行けるよに、
ある工程をすれば外からも
鍵を開けれるシステムになっている
流石にこのまま放ってはおけないだろ
ガチャ
そこには先程戦った
春野中の選手が
血塗れな腕を抱えながら、しゃがみこんでいた
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作者名：なまえちゃん | 作成日時：2021年6月9日 0時
