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店を出て縁は路地裏に入って行った。無一郎も無言でついて行く。路地裏を少し行った先で縁は膝から崩れ落ちて無一郎が咄嗟に支える。パンの入った袋がドサッと地面に落ちた。縁の目には涙が溜まり口をきつく結んでいた。
無一郎「兄様、泣いてもいいと思うよ。此処には僕しか居ないから」
縁は無一郎に支えながら泣き崩れた。無一郎も耐えきれずに泣いてしまう。耳飾りも額の痣もそのままの炭治郎。昔の姿と何度も重なってしまう。
炭治郎『兄ちゃん！無一郎君！』
だけど縁と無一郎が知っている炭治郎は此処には居ない。手も豆だらけでは無いし、鬼が存在していることも知らない。家族を失う辛さも知らない。一般の少年。
縁「どうか、思い出さないでくれ」
苦しそうに神にすがるように声を出した。だけど無一郎はそうは思っていなかった。あえて口に出さなかっただけで。
無一郎(炭治郎、早く思い出してよ。じゃないと何時か兄様は壊れてしまう)
涙を拭くと自分たちの家に消えるように帰っていった。
大正コソコソ噂話
縁「炭治郎のところのパン美味しい。特にクリームパンとフランスパン」
無一郎「！ほんとだ」
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五条彩香(プロフ) - 更新お願いしますT^T (2021年4月29日 1時) (
レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - そうですかと分かりました！しつこく催促して申し訳ありません。続きが出来るまで楽しみに待ってます^_^ (2020年10月22日 12時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - とりあえず更新は単行本の方が完結まで全て出たら致します。それまでは申し訳ございません。待っていただいてもよろしいでしょうか？所々原作知識が抜けているので万全にして続きを書きたいと思っています。 (2020年10月21日 23時) (レス) id: 907640caa1 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - (´；Д；`)(´；Д；`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 更新まだですか？ (2020年10月12日 2時) (レス) id: 8bfd63875e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜の羽織 | 作成日時：2020年2月8日 17時
