56話 モカ ページ12
翌日
『うーん…』
私は今、悩みを抱えている
「どうしたもんか…」
それはうりさんも同様だ
私たち2人を襲う悩みとは…
ワンッ
モカだ
実は昨日、モカをとりあえず私の部屋に入れておいたままにして2人で遊んでいたら…
みんなに報告するのをすっかり忘れていたのだ
『まさか2人とも忘れてるなんて…』
「モカってあれだろ、警察犬の犬種？」
『そうだけど…うりさんも考えてよ…』
「えー、どうせみんな許してくれるって」
前言撤回、うりさんは全然悩んでいない
「じゃあ俺、これから撮影の会議あるから〜」と言って、うりさんは行ってしまった
『はぁ…とりあえず部屋戻るかぁ…』
(まぁ、確かにみんななら許してくれそうだけど…それでも、親しき仲にも礼儀ありって言うし…)
そう思いつつ、部屋に戻る
『…あれ、え！？』
私の部屋のドアが空いている
(嘘…モカは…！？)
ガラン
部屋にモカはいない
『うそ…どこ行ったの！？』
____________
その頃、庭にて
ゆあんside
「……犬、？」
ワンッ
いつもは滅多にこないが、息抜きにと思って庭に出てきてみたら…
(迷い犬か、？首輪はしてるし…飼い主はいるのか)
「お前はどこから来たんだ〜？」
ワンッ
「ワンだけだと分かんねぇ〜…」
とりあえず誰かを呼ぼうと移動する
トコトコ
「お…着いてきてる？よく見ればお前…警察犬の種類か！」
訓練されているようで、俺が移動すると後ろを着いてくる
(知らない人間でも着いてくるんだなぁ…)
俺からいい人オーラが出ていたのか、はたまた着いてきただけなのか
ブンッブンッ
道場の前を通ると、素振りの音が聞こえてくる
(どぬなら話せたりして…)
一瞬思い浮かんだ冗談を飲み込み、どぬがいると思われる方へ向かう
「どぬー？？いるー？」
素振りの音は聞こえなくなったので、今丁度終わった頃だろう
「んー？いるよーー！」
「あっどぬいた、見てよこいつ、庭に迷い込んでたんだ」
「ワンちゃん…？」
.
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如月_1009(プロフ) - 瑠衣さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです…！ (3月27日 22時) (
レス) id: 5cc442e465 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - たまにみにきてます！応援してますね！ (3月27日 21時) (レス) @page36 id: 1253d6ae80 (このIDを非表示/違反報告)
如月_1009(プロフ) - えゆなさん» 更新遅いのにいつもコメントしてくれてありがとう！！励みになります！ (3月21日 10時) (レス) id: 5cc442e465 (このIDを非表示/違反報告)
えゆな - 更新ありがとうございます！デスゲームかなんかの黒彡のとこほんと好き！笑、グッドラックときたか笑、黒彡と夢主ちゃんとの関わり方ほんとに尊い！！！！！です！ (3月21日 6時) (レス) @page36 id: c4b7dc1d4f (このIDを非表示/違反報告)
如月_1009(プロフ) - えゆなさん» コメントありがとう！そういってくれて嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2月23日 16時) (レス) id: 5cc442e465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月_1009 | 作成日時：2024年8月27日 3時
