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HS side









僕は、誰かと一緒に幸せになってみたかった。
 
あの病院にいた頃から、小さくてもいいから希望があれば、って。









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NJ「…俺や、テヒョンは、お前たちと会う前から、そういう事をしてる」









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だけど今、その小さな希望にヒビが入ろうとしてる。









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NJ「この町でも、俺たちは生きる為に、代わりに殺してるんだ」

HS「…」

NJ「お前には、理解できないだろうけど」









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その言葉に、そいつを少し睨む。









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NJ「…ジンヒョンが、言ってただろ」









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JN『このまま、八人で海に行けるのかな』









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NJ「同じ事を言うわけじゃないけど、俺たちは警察にも追われてるし、こういうモノを向けられるような場所にもいる。だから、少しでも警戒した方がいい」


HS「……なんで、それを僕に言うの?」









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ユンギヒョンや、ジンヒョンの方が、そういう話にもっと合理的な答えを出してくれるはずなのに。









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NJ「なんでって…お前が俺と同い年だから」









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当然と言ったようなそいつに、開いた口が塞がらなかった。









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HS「…それだけ?」

NJ「ああ…変か?」

HS「変っていうか…」









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予想外な理由に茫然としていると、そいつは付け足すように、









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NJ「なんというか、やっぱり同い年の人間の方が考えも似てるだろうし。それに、やっぱり一番親しみやすいから」


HS「親しみやすい?僕が…?」


NJ「そんなに可笑しくないだろ」









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可笑しくない。だけど…









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NJ「…ジミナとテヒョンアほどじゃないけど。俺もお前と、もう少し友人になりたいんだ」









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友人。
 
この病気のせいで、諦めかけていたその存在。









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HS「…なれるかな。僕たち」


NJ「…もう少し、一緒に暮らせば」


HS「…、あはは…そうだね。これから時間はいっぱいあるわけだし」









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これから先、何が起きても、僕らはみんなで幸せに生きる。
 
最後はきっと、僕たちは友人になれてるはずだ。









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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…!!。゚(゚´ω`゚)゚。完結まで気長にお待ちください!! (2021年10月3日 22時) (レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは!3章もハラハラドキドキしています(゚Д゚;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます! (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Machiya | 作成日時:2021年9月19日 22時

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