初めての友人 ページ8
HS side
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保健室の棚から救急箱を出す。
プールで遊んでたテヒョンアが、盛大にコケて膝を擦りむいたらしい。
HS「もう…気を付けて遊べって言ってるのに」
ぶつぶつ言いながら、必要な薬と絆創膏を取り出す。
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NJ「ホバ」
ドアから聞こえた声に顔を向けると、顔を覗かせたナムジュナがいた。
HS「なにー？また誰かケガしたわけじゃないよねー」
冗談っぽく笑って言うと、そいつは表情を変えずに、
NJ「いや、そうじゃない」
そう言った。
もう一度顔を向けると、目線を落としたそいつがいた。
HS「なんかあった？」
NJ「…これ」
そいつは後ろに隠していた片手を出して見せた。
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HS「！……それどうしたの」
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その手には、拳銃が握られていた。
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NJ「この前、マンネたちを尾行した時。ケンカ相手が持ってた」
HS「…なんで持ってきたの」
NJ「ユンギヒョンが、護身用にって」
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護身用…
僕は落ち着かない胸を隠して、棚を閉める。
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HS「……そんなの、要らないよ」
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ぼそっと言った僕に、ナムジュナは言う。
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NJ「俺も、そう思ってる。けど、もしこれからそういう事になったら、」
HS「�爐修Δい�事�瓩辰堂拭�」
NJ「…」
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少し強い口調で聞き返すと、そいつは決まり悪そうにまた俯いた。
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HS「お前が考えてるような事にはならないよ」
NJ「…ホバ、」
HS「僕らはただみんなで海に向かってるだけなんだから。それだけで、なんでそんなモノが必要なの？」
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僕は手にした薬と絆創膏を持って、保健室から出ようとする。
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NJ「俺たちはここに来るまで、もう何人も殺してる」
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その言葉に、足が止まる。
振り返れなかった。
そいつの目を見たら、その事実を受け入れなきゃいけないから。
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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
