眠れる人 ページ45
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プールの傍にある林の中。
そこに穴を掘って、シーツを被せた彼を入れた。
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JN「…ユンギヤ」
YG「…」
少し遅れて来た彼。
その様子に、ナムジュンさんは一瞥してから、また前を向いた。
JN「…ナムジュナ。土、かけてあげて」
NJ「…はい」
シーツの被った彼の上に、土が落ちていく。どんどん埋まっていくその様子に、私は思わず退いた。
その時、私の背に手を当てたその人。
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「！」
TH「…最後まで見てあげよ」
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そう言った彼を見上げると、真っ直ぐ前を向いた綺麗な横顔があった。
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「…はい」
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私は前を向いて、その様子を見つめた。
その間、彼は私の肩を強く抱いてくれていた。
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NJ「…ジミナ。大丈夫か」
JM「…」
一言も話さない彼を、全員が案じていた。
本人は、まだ俯いて背を震わせている。その背を、ナムジュンさんが優しくさすった。きっと、辛い胸を抑えながら。
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JN「…ホバ。今度はゆっくり、眠れるといいね」
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それが、彼への追悼の言葉になった。
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学校に戻ってくると、私たちは一つの教室に集まった。
JN「二、三日しないうちに、ここを出よう。それまでに、みんな荷物をまとめてね」
その言葉に、全員は頷かなかった。
話が終わると、兄弟たちはそれぞれ学校内に散っていった。私とジョングクは、教室の中に留まった。
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JN「！ジミン、どこに行くんだ」
ふらついた足取りで、教室から出ていこうとする彼。
ジンさんの呼び止めに、彼は虚ろな顔で振り向いた。
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JM「……ちょっと、外の空気吸ってきます」
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生気のない声を残して、彼は出ていった。
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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
