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「やめて…っ!!」


TH「…ッ!」









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殴りかかりそうになったテヒョンは、動きを止めた。









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「…やめて…もう誰もケガしないで」



JK「…A…」


TH「…はぁ…はぁ…」









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息を荒くしたテヒョン。

その見開かれた三白眼は、まるで怯えた獣だった。









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JN「…Aの言う通りだ。もう誰かの血は見たくないよ」









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彼の声に、徐々に空気が落ち着いていく。









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JN「A。ジミナを頼むね」

「は…はい」




JN「二人とも、一緒においで。ホソガを埋めに行こう」



JK「…っ!……はい」

TH「…、っ」









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ジンさんの悲しい微笑に、二人は体の力を抜いた。
 
そんな二人に、彼はその肩に手を置いて、一緒に教室から出ていった。









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残った私は、未だ蹲って震えるジミンに近づいた。









「…ジミン…」









震える背に手を当てると、ビクリと跳ねる体。
 



ジミンが一番、彼を兄として慕っていた。本当の兄弟みたいに、一緒に笑っていた。
 
そんな兄が、あんな事になってしまったら、こうもなる。









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JM「…、……」









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だけど、どこか違和感があった。

 
彼は、ナニカに怯えているみたいだった。









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「……ジミン…?」









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耳を澄ますと、彼からか細い声が聞こえてくる。
 
何を言っているのか上手く聞き取れず、少しだけ彼の顔に近づいた。






その時、









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JM「……ごめん…なさ……ごめんなさい………ごめ…なさ……」









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まるで何かの呪文のように、そんなことを繰り返していた。









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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…!!。゚(゚´ω`゚)゚。完結まで気長にお待ちください!! (2021年10月3日 22時) (レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは!3章もハラハラドキドキしています(゚Д゚;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます! (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Machiya | 作成日時:2021年9月19日 22時

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