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JM「………初めて会った時も……君はそう言ってくれたね」
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静かなその声。
感情は希薄だけど、それでも確かに私に言ってくれた。
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「…今なら、少しはあなたを助けてあげられると思うから」
JM「…」
「兄弟が辛いなら…ほっとけないから」
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震える体を、強く抱きしめる。
それに返すように、私の背に両手を添えたジミン。
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JM「…っ…もし…僕が…」
「…うん」
JM「……僕が…っ…」
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震える声に、背をさする。
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JM「…っ…嘘つきでも……愛してほしいんだ……」
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その言葉の意味は、分からなかったけど。
でも、悲痛に訴えるようなその声に、どうしても受け入れてあげたくなる。
このまま離れてしまえば、彼が壊れてしまいそうで怖かった。
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その瞬間、パッと辺りが明るくなった。
「…あ…点いた…」
誰かがブレーカーを上げてくれたんだろう。明るくなった辺りに安心する。
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JK「ねぇ、何してるの？」
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後ろから聞こえた声。
振り向くと、用具室のドアの前に立って、こちらを見下ろすジョングク。その顔は、どこか不機嫌だった。
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「いや、ジミンが…」
HS「やー、こんなトコにいたのかー」
JM「…ヒョン…」
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ジョングクの後ろから顔を覗かせた彼は、私たちに近づいてくる。
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HS「ジミナ。大丈夫？」
JM「…うん…」
HS「Aがいてくれてよかったね。お前一人だったらどうなってたことか」
JM「…」
HS「これでひと安心だねー」
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そう話すホソクさんは、まるで彼の事情を分かりきっているかのようだった。
この二人は同じ病院の患者だけど、面識があるようには見えなかったのに。
二人の病気やトラウマが、関係してるんだろうか。
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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
