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YG side
また前を向いてタバコを咥える。
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JN「ごめんごめん、試すようなこと言って。だってそうでもしないと、お前自分から言わないだろー？」
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陽気なそいつに、溜め息が出る。
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JN「許してくれる？」
YG「…許すも何も、別に何とも思ってない」
JN「え、そうなの？」
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きょとんとしたその顔。
その時、俺は気づいた。
以前の俺なら、もしそんな事を言ってきた奴がいれば、その口を塞いでいた。
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YG「…」
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だが今、俺はただ溜め息を吐くだけ。何の衝動も、起こる気配がなかった。
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JN「…みんなと一緒にいて、少しは変わったのかな？」
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子どもに言うような口振り。
これでも、俺の中に怒りの感情は沸かない。
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JN「もし、お前が少しでも、誰かと生きることが楽しいって感じられてるなら…僕は嬉しいよ」
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胡散臭い、その言葉。
自分の素性も、俺たちを集めた明確な理由も教えようとしない奴だ。
信用できない。そう、思い続けてきたはずだ。
なのに、今はどうだ。
その男の言葉に、何かが軽くなっていく気がしている。
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YG「……なんで、あんたはそこまで俺らにするんだ」
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こういう時、相手の顔を見ることができないのが、俺の昔からの癖だ。
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JN「大切な弟たちだからだよ」
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その言葉が嘘か誠か、自分の目で確かめる必要があるのに。
必要ないと感じてしまう。
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JN「禁煙しろとか、もっと食べろとか、お前からしたらお節介かもしれないけど。僕がそう言うのは、お前も、僕の大事な弟だからだよ」
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俺にあったはずの刃物は、もう脆くなっているのかもしれない。
それを不快にも思わない俺は、きっとこの�爛劵腑鶚瓩望綣蠅�乗せられてるんだろう。
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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
