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手を1分間繋がないと出られない部屋【ルチアーノ】 ページ8

『…なんだここ。』
「わーを」

辺りをキョロキョロと見渡すルチアーノと
閉じ込められるのが2回目で白目を剥く私。

『どうやら出られないようだな』
私が白目を剥いているうちにこの部屋のことを調べたようだ。
流石仕事が早いなぁルチアーノは

『…?A、白い紙が落ちているぞ』
ふと、ルチアーノが白い紙を拾い上げる。
「…なにそれ?」
システムをすっかり忘れていたがそうだったその白い紙に書いてあることをしないと出られないんだった。

『手を1分間繋がないと出られない部屋、と書いてあるが』
訝しげな目で紙を見つめながら淡々と読み上げるルチアーノ。
「1分間?」と私が聞き返すと
『嗚呼、そう書いてあるぞ、』と紙を見せてくれた。

そこには確かに、それはそれは大層にきれいな字で【手を1分間繋がないと出られません】と書いてある。

『…私たちにどうしろと…?』困ったような顔で周りを見るルチアーノ。
「…多分、私たちが1分間手を繋がないとこの部屋からは出られないんだよ。」と説明してあげると『そういうことか、』と納得してくれた。
しかしその5秒後に顔を赤くする。

『…手を繋ぐ、か。しかし出れないのも困ったものだな。』
うーん、と頬を掻くルチアーノ。

「出るためにも、繋ぎますか?手。」と私が手を差し出すと、『うむ、出るためには、な。』と手を繋ぎ返してくれた。

1分間はとても長く感じて、気の所為かもしれないけど、ほんのりルチアーノの手は熱い気がした。

もう1分経ったのだろうか、遠くでガチャッとドアの開く音が聞こえ、「ルチアーノ、開いたよ」と声をかけると『嗚呼、了解だ』とルチアーノが立ち上がった。

そしてそのまま私と手を繋いだまま、恋人繋ぎにすると、ニヤリと艶やかに笑って
『どうだA、此の侭デートにでも行かないか?』
と言う。

そんな大人な誘いに思わず「はい、」と頷いてしまったのは

2人だけの秘密だ。

褒め合わないと出られない部屋【13】→←ハグしないと出られない部屋 【マルコス】



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玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» ありがとうございます!少々お待ちを!! (1月4日 16時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 了解です!!続編楽しみにしてます!!!ありがとうございます!!(?) (1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» うぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございます!!(?????)続編の方で書いてもよろしいでしょうか!わかりました!!(返事来てない) (1月4日 16時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - リクエストいいでしょうかぁ!!ありがとうございます!!(まだなにも言ってない)マルコスくんとアタリくんで取り合いお願いします!!ありがとうございます!!(だからまだなにも言ってない) (1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - もちこさん» うああぁ!!喜んでもらえたなら何よりですっ!!またのリクエストお待ちしています! (12月27日 14時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覚くん | 作成日時:2019年11月24日 0時

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