◯Smart Man ページ11
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Abe R. side
『やばい、めっちゃ緊張する...』
久しぶりに、俺とAでクイズ番組に出演させていただくことになった。
阿「Aなら大丈夫だよ。ね？」
安心させようとそっと手を握れば、震えが止まり、笑顔が戻ってきた。
『そうだよね。阿部ちゃんがいるんだもんね』
という言葉付きで。
そういう不意打ちは求めてないし、やめてほしい。
心臓が持たないから。
阿「本当に調子狂うわ...」
『収録終わったら、何食べに行こっかなぁ』
なんか、俺の声聞こえてない以前に、もうこの人緊張してないし。
俺の隣で、鼻歌を歌い始めている。
最後の悪あがきと言って、スマホで漢字の復習をしている。
俺もやるかとノートを開けば、思いついたように俺の名前を呼んで甘えてくる。
『今度の休み、夢の国行きたいな？』
阿「また？」
『好きな人とたくさん夢の国行くのが夢なの！』
叶えてあげよう。
そう思うのは、きっと君のだから。
メンバーだとAに対して、一番激甘で、過保護なのは俺かもしれない。
『よーし！2人で頑張ろう！』
阿「頼るにしてるよ」
『ちょ、それはプレッシャーになるからやめて？』
なんて言ってたのに、本番は俺が間違えた問題、全部正解してたな。
しかも、Aの間違えた問題の量少ないし。
今日、目標ができた。
Aにクイズで勝つ！
そう思い、Aに堂々と宣戦布告しようと伝える前に。
『阿部ちゃんの補足説明すごすぎ...。
絶対、阿部ちゃんには負けたくない！』
阿「偶然だね。俺も同じこと思ってる」
昔みたいに大喧嘩はしないけど、こういう切磋琢磨できる関係性でいられるのは俺ららしいのかもしれない。
燃えるものがあって、越えられない壁がある。
いつまでもそういう関係性を続けられたらいいな。
『さ！今日は何食べたいですか？』
阿「Aは何食べたい？」
『ケーキ！』
阿「好きだなぁ(笑)帰りに買って帰ろうか」
『やった！阿部ちゃんの奢り〜』
阿「仕方ない。今日は頑張ったもんね」
『え、本当に奢り！？』
阿「うん。いいよ」
ニコニコと笑う彼女の姿は、いつ見ても癒される。
切磋琢磨できて、癒してくれて可愛い彼女がいるって最強だな。
そう思った、今日この頃。
◇
持ちつ持たれつの関係性
◇
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美紀(プロフ) - 作者さん完結したけどこの小説大好きです残して欲しいです (2021年9月4日 20時) (
レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
stardust(プロフ) - バナナさん» コメントありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです。更新いたしますので、今後もよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2021年2月3日 19時) (レス) id: 640b89e818 (このIDを非表示/違反報告)
stardust(プロフ) - まゆみさん» コメントありがとうございます！全く気がつきませんでした…。ありがとうございます！ (2021年2月3日 19時) (レス) id: 640b89e818 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - 移行おめでとうございます。嬉しいです。これからも更新お願いします。 (2021年2月2日 23時) (レス) id: c95c42bad5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ(プロフ) - ふ、ふっかに彼氏!?彼女の間違いですか？笑笑 (2021年2月2日 22時) (レス) id: 5369cb8434 (このIDを非表示/違反報告)
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