◯緊張しい ページ37
.
Fukazawa T. side
『深澤さんは横になっていただいて』
深「いつもありがt...って痛いわ！」
『うっさい。静かに』
阿部ちゃんともう1人の同期。
こいつは可愛い顔して、中身は男。
こうやってマッサージしてくれるとき、だいたい「深澤、痛めてんなら言え」って連れてかれる。怖いわー。
でも、本当に痛いから助かる。
コイツ、めっちゃマッサージうまいから。
俺はAのことは入所の時から知っているし、仲は良いはず。
いや、昔の阿部ちゃんには負けるな。
それは、まあいいや。
中学、高校、大学と垢抜けする姿といい、パフォーマンス力の向上といい、1番近くで見てきたのは俺らだと思う。
最初はグループに属してなかったけど、AがSnowManに入るってなった時、最強な人が味方についてくれるってどこか安心感を得られたんだ。
『ふっかはもうちょい人を頼りなさいよ。
照くんとか、照くんとか、照くんとか。
あ、同期でも良いけど』
深「そうだなー。Aと阿部ちゃんに声かけよー」
『あ、個別でお願いします』
そこはダメか。
てか、なんでこの2人仲悪くなったのかわかんないんだよね。
昔はめっちゃ仲良かったんだもん。
距離感バカで見てるこっちがキスするんじゃねぇーかってくらい近い距離にいたからさ。
Aと仲良くしてる時の阿部ちゃんの目線は今でも変わらず怖い。
なんとなく察しはつくけど。
『終わり！明日ライブやーん。
ふっか、明日ハグしてね』
深「はいはい」
俺の緊張をほぐすためとか言ってハグしてくるけど、今はそれがないとちょっと不安に感じる。
昔からのルーティーンだからかな。
『ふっか、がんばろーね』
ふにゃっと柔らかく笑うAにおう！と声をかける。
その背中はどこか大きく見えて、頼りたくなる姉貴みたいな存在。
俺より年下、という事実を忘れそうなくらい。
俺も、がんばろっと。
◇
同期だからこその安心感
◇
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2353人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
