シルバーの指輪 03 ページ6
．
｢や、…やだ｣
｢こっち向かないとちゅーするよ｣
腕を掴んで無理やり顔を見ようとする瑞稀くんは絶対楽しんでる！
ちゅーするよ、なんて言いながらけらけら笑ってるんだもん。
…もう、本当に心臓がうるさい。
こんなのおかしい、少しキツめの香水も、腕を掴む細い指も、またお揃いみたいになっちゃったパーカーも。
全部ぜんぶ、ドキドキしてしまう。
｢やけに頑固じゃん、すっぴんなの？｣
｢違うし！ちゃんと化粧してるもん｣
｢へえ、そのグロス可愛いね｣
｢！でしょ？見てみて、…って｣
｢はい捕まえたー｣
買ったばかりの新作のグロスを褒められたのが嬉しくて、つい振り向いてしまえば頬を両手で包まれる。
本当に瑞稀くんこういうの上手いよね、…いつも誘導されちゃう。
｢冷たい〜！｣
｢Aのほっぺぷにぷにだね、気持ちいい｣
｢何それ、太ったってこと？｣
｢ううん、可愛い｣
指の腹で頬っぺを優しく撫でられ、瑞稀くんは目元を緩ませながらゆっくりと顔を近付けてくる。
｢A、｣
…キス、される、
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ぱんだ(プロフ) - 龍我くん推しのわたしにとって最高の作品でした！ありがとうございます！！ (2019年11月27日 20時) (
レス) id: d9659703c8 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 絶対これ龍我くん結末じゃん！って思ってた瑞稀くん派の私からしたらとても嬉しい結末です。最後まで楽しみにしてます！ (2019年11月24日 12時) (レス) id: 09640d6b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦リアン
| 作成日時：2019年11月16日 22時
