9話 ページ9
『はあ、、、、入りたくない、、、』
私はもう一度勇気を振り絞って、地獄のような教室に入った。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
唯「あw戻ってきたーーw地味子ちゃんっww」
唯香の一言に対して、その周りの人たちは笑い出した。
私は嫌な顔をしないように自分の席にあるもう一つのブレザーを手にしようとした。
唯「っていうかさ、こんなに地味なやつ人間価値ないよね？w」
今まで仲良くしてきて、親友だった唯香からそんな言葉がでてきて、ショックだった。
『地味だったら何か悪いことでもあんの、』
私は悔しさのあまり、そんなことを口に出していた。
やばいって思った時には、もう遅かった。
唯「は？なに？口答えですかーー？w
言っとくけど、誰もお前のことなんか必要としてないから！
樹だってA捨てたでしょ？
だからみんなアンタのことなんか捨てんの！w」
田「おい、唯香、」
唯「正直お前といてさ、楽しかったことなんて一度もねえから」
まだ、樹くんに捨てられるぐらいだったら、なんとかやっていけそうだった。
でも、ずっと友達だと思っていた唯香に捨てられるなんて、信じたくなかった。
私は、もう、涙を堪えることはできなかった。
唯「え？wまさか、泣いてる？w本当に親友だと思ってたんだー！ウケるーw」
ああ、もう、今すぐ消えていなくなりたい。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
松「ごめんなさい。勝手に教室入って」
『あ、、』
誰かが入ってきたと思って扉の方を向いてみると、そこには松村北斗くんがいた。
唯「え？！ほ、北斗くん、？！///」
「え、北斗ってあの松村北斗？教室から出ないのにめちゃモテるA組の？」
「なんで、この教室に松村北斗が？」
「待って、生で見ると本当にイケメンなんだけど！///」
松村北斗くんって意外と有名な人なの？
松「A、遅いから俺がとりに来ちゃったよ、ブレザー」
『あ、ああ、ごめ、、』
私は急いで涙を拭いて、松村北斗くんにブレザーを渡した。
『あ、ごめんね、昨日はありがとう、』
松「どういたしまして。でも大丈夫だった？Aの腰大丈夫かなって心配したんだよね」
『え、？なんのこと、、』
松「なあにとぼけてるの。昨日は俺の家に来たでしょ』
何を言い出すのかと思っていたら、松村北斗くんは私に
「俺に合わせて」
と耳打ちしてきた。
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一 ノ 瀬(プロフ) - ハマちゃっていっき読みしてます。38話〜も待ってます！ (2023年3月17日 19時) (
レス) @page37 id: c191460bd0 (このIDを非表示/違反報告)
May(プロフ) - はまっちゃいました！続き読みたいです！ (2023年1月15日 16時) (レス) id: 41b5d3d037 (このIDを非表示/違反報告)
スリーズペン(プロフ) - イッキ読みしちゃった！ ヤバい^^ ハマる。 続き読みたい。 キュンです♡♡ (2022年6月28日 22時) (レス) @page36 id: fdf6f0c470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノストなにわ担 | 作成日時：2022年6月22日 11時
