16話 ページ17
近くにある窓から外を覗くと改めて警備体制の凄さに圧倒される。
蘭やおじさんも外の警官たちに釘付けだ。
コナンくんはと言うと何やら、紙をずっとああでもないこうでもないと見つめている。
きっと大人ぶりたいんだね、可愛いお年頃だ…。
そんなことを考えていると「やぁ、毛利探偵!ようこそおいでくださいました」と園子パパが私たちのもとへとやって来た。
「この度は娘の我儘を聞いて頂き、ありがとうございます」と言いながら園子パパと小五郎さんは握手を交わした。
続けて園子パパは「名探偵のあなたにきていただければ百人力!期待してますよ、毛利探偵」と話した。
おじさんは満更でもない様子だ。
◆・◆・◆
園子パパの説明と共に、展示されている黒真珠を見入る。
“
黒真珠なんて初めて見るなぁ…とその輝きに思わず見惚れてしまう。
その間にも、刑事さんや小五郎のおじさんは推理を繰り広げていた。
どうやら、怪盗1412号が出した予告状の暗号解読に手間取っているらしい。
堤無津川から侵入してくるやら、アイドルスターである沖野ヨーコのライブ終了後にやって来るやら様々な意見が聞こえてくる。
流石に、小五郎のおじさんの推理にはズッコケそうになった。

288人がお気に入り

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きょん | 作成日時:2024年5月31日 2時