煉獄さんの継子、超絶可愛いらしい【鬼滅の刃】

03 ページ5

.






「····ふう」






抜刀していた刀を鞘に収める

小さなため息をつき、憂鬱な気持ちを逸らすため月を見上げた



どうしても気持ちが晴れない
なぜかと言うと






「大好きな師範にもう12時間も会ってない、そろそろ息絶える」←






そう。師範とかれこれ12時間32秒会っていないのだ

私にとってこれは死活問題





一刻も早く屋敷に戻らねばいけないと思うだろう？







だが屋敷に師範がいないのだ
私は屋敷に帰りたいのではなく師範に会いたいのだとても、すごく





『A、俺は任務に行ってくる！』




今日の朝伝えられた、任務だと

いきなりすぎると思わないのか。心の準備が出来てない






『御意。私も精一杯サポート致します』



『よもや！Aは別の任務だ！』



『…やだやだやだやだやだやだやだやd』



『少し静かにしたまえ！』



『辛辣！！！』






しかも私には別の任務
あの時ばかりは鎹鴉を睨んでしまった



こんな雑魚鬼数十体倒すくらいなら師範を眺めながらでもできた







「過ぎたことはどうしようもない。早く屋敷に帰ってさつまいもの味噌汁でも作ろうか」







月を見上げるのをやめ、歩きだそうとした時









「カァアア！！ 無限列車へ向カエェ！！煉獄杏寿郎ノ援護ヘト向カェェエ！！」




「！！」









鎹鴉の声を聞くとほぼ同時に私の体は無限列車へと向かっていた



何かあったのだ、私の大好きな師範に







急がなければ―





.

04→←02

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す