96 心当たり ページ2
エイトフットside
あれから五時間くらい経ち、夢の国はだんだん静かになっていく時間になったが、あいつは部屋から出てくることはなかった。
普段は美容のために就寝しているはずのマルフィも、今日ばかりは眠ることができなかった。
とりあえず、ヴェールがAについていることになっているが、そっちも出てこない。
やっぱり......俺が居るからか......
こっちが凹みそう。
ファージャ「A......こっち来てくれへんな......」
スカー「ね〜、夕方は普通だったのに〜」
アップル「体調でも悪いんじゃないか？疲れが出たとか。」
ダルメシア「Aはがんばり屋さんだからなー」
スキャター「でも、さっき薬要りますかって聞いてきたんですけど......体調が悪い訳ではないみたいです......」
ジャック「なおさら心配じゃん！」
ホック「なぁ、エイトフットはなにか心当たりはないか？」
エイトフット「なんで俺なんだよ。まぁ.....ないってことはないが.....」
そこまで言うと、レディースメンバーは顔色を変え、今にも俺を殺す勢いで迫った。
ホック「Aになにか言ったのか？全部吐け。じゃないと舞浜の海に放流するぞ」
スカー「正直に言って？命だけなら助けてあげるぅ♡」
ファージャ「場合によっては無理やけどな」
ハーデス「ハデス様とご対面させるわよ」
エイトフット「待て待て！話すから！話すけど俺にもわからないところがある。そこんとこは勘弁してくれよ？」
俺は一部始終を話した。
Aがなにやら落ち込んでたこと、そして、怒鳴ってしまっていたこと。
ファージャ「え、じゃああんたAになんも言われてへんの？」
エイトフット「あぁ、拒絶された以外は。」
するとレディースメンバーは目を丸くさせた。
ハーデス「言えなかったのね.....」
スカー「言えなかったんだわ.....」
あいつは俺になにを言おうとしていたのだろう。
内容なんて俺は知る由もなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
壱加(プロフ) - 机の上の靴さん» 前にもコメントしてくれましたよね！？ありがとうございます！今後とも応援よろしくおねがいします！ (2020年5月20日 15時) (
レス) id: 26cd84f321 (このIDを非表示/違反報告)
机の上の靴(プロフ) - 最高の作品ありがとうございました！！とても面白かったです！これからも頑張ってください！！応援してます (2020年5月20日 15時) (レス) id: da06bfb863 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：壱加 | 作成日時：2020年5月19日 14時
