ジュッテの相棒

やっぱだめだった ページ9

.

ステイの歓声や掛け声を聴くとアドレナリンが出るのか、少し楽になった。

途中の振りもきついけど、どうにか堪えて最後のポーズ。あ、今日のエンディング妖精私だった。愛嬌3連発…と。

お辞儀して、はあキツ、ステイ来てくれてありがとう、戻ろ…


…としたところで、安心したのか全身の力が抜けそうになる。




あ、ダメだ




視界が真っ白になって、耳鳴りがする。
誰かが名前を呼んでるけど、水中みたいに聞こえない。









結論、ギリギリステージからはけた私はセットの脇でぶっ倒れ、あれよあれよとチャニオッパに抱えられて控室まで戻ったのだった。

せっかく一位ステージがあったのに出られず。もちろんラジオも出られず。病院でたんこぶを冷やして点滴を打ってもらっていた。

「ご迷惑をお掛けしました…病院まで迎えに来てもらってごめん」

みんな早く帰って休みたいだろうに、こっちの宿舎のメンバーはラジオ終わりに病院まで迎えに来てくれた。


HN「ぬなあ…」


あらららジソンア目赤くなっちゃって…


「ジソンア、後は任せたよ……ヌナは、とおくから、ずっとずっと見守って……」


HN「ヌナ💢」


「いだいいだいいだい」


チャンビニにほっぺをつままれた。


CB「そんだけパボ言えるなら大丈夫そうだな」

「だいぶ楽になったよ。ビニもごめん。ありがとう。」

HJ「明日どうするの？できそう？」

「熱下がって楽になったし、ぐっすり寝れば多分大丈夫。……オッパも気づいてた？」

BC「何か様子変だなーとは思ってたけど。考えてみればA、別にいつも様子おかしいからさ」

「……」

BC「まあ、それはそれとしてね。もっとよく見とくべきだった。メンバーとしては今日一日よくやったって言いたいけど……」


あ、チャニオッパちょびっと怒ってる、


かも。


HN「俺らFAMでしょ。もっと頼って。」


ぷう、ともちもちほっぺを膨らませてひっついてくるジソンア。かわいい。みんなありがとう。

＿＿＿＿＿


HJ「もうヌナが体調不良でも絶対協力しないからね。安静にさせる。ヌナ倒れた時頭真っ白になったもん。ビニヒョンがA！って大声出してまずびっくりしたし手触ったら冷たいし。」

「いや、ごめんてほんとに。てかあの声ビニだったのか。」

HJ「あと、ヨンボギがヌナの安否確認できるまで寝れないって言ってたから連絡してやって。」


恐る恐るスマホを確認してギョッとした。





よんぼぎa.k.aうりへんぼぎ 不在着信-143件

つまり赤　LK→←かなりの事件

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す