ジュッテの相棒

お揃い　FL ページ30

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「ヨンボガ大丈夫。ヌナがいるからね」



深刻そうな顔でこっちを見ているAヌナに、目の前のいかつめなお兄さんがフフっと笑っている。

ヌナがついてきてくれたの？とニコニコしながら聞いてくるお兄さんの耳、眉、唇にはキラキラしたピアス。今日という日は、前からしたかったピアスを開ける、軟骨に２つあけるからピアススタジオに行くんだ〜って言ったら、Aヌナが着いてきた。



FL「そうなんです。別に大丈夫だよって言ったんですけど」

「お兄さん、一思いにやっちゃってください！」

FL「なっ…！」



そんじゃ行くよー。と声をかけられると、Aヌナに手をぎゅっと握られる。なんで僕よりヌナの方が力入ってるの。

ブチ、って音と、鈍い痛み。それから、ヌナのひゃ〜〜〜〜〜って声も聞こえた。そのまま二つ目も開けてもらったら、また
ひぃ〜〜〜〜〜〜って聞こえてきて思わず吹き出す。



「ヨンボガ、やばい。耳から緑の血が出て耳の形変わって、」

FL「先がとんがって？じゅくじゅくして？耳ひっくり返っちゃった？」

「うん。かっこよくなっちゃった」

FL「かっこよくなっちゃったんだ」



＿＿＿＿＿



軟骨は安定まで時間かかるんだよねー、とお喋りしながら大きい公園でサンドイッチを食べる。天気もいいし、せっかくだからピクニックみたいなことしよ。って言うAヌナの提案。名案。



「いいなあ。ヨンボガ似合ってるよ」

FL「んふふ、ありがとう！」



そういうヌナも左右の耳たぶにピアスがついている。確か、練習生の時に開けたって言ってたかな。当時練習のストレスが凄くて、それで開けちゃったんだよね〜なんて話してた記憶がある。



「触っていい？」

FL「だめ。」

「えい」

FL「イタッ」

「あは、ごめんごめん」



ヌナはよく練習中にできた擦り傷とかも、「押していい？」って聞いてくる。良いわけないし、結局押す。チャニヒョンに至っては聞かずに触って怒られてる。




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