おもちゃ箱【×ym】 (ページ7)

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今日から俺は！（arym）ページ7

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今日から俺は、ツッパリになる！！

なんでツッパるかって？

そんなのかっこいいから！の一択でしょ？

そう意気込んで、髪の毛を染めようとしたが…。

金髪が似合わねえ！！

なんで？！俺のこの童顔には合わねえってこと？！

仕方なく、金髪は諦め、渋々茶髪にしました…。

これじゃ、ツッパリってか不良じゃん…。

…ま、まあ、なにはともあれ、親の制止を振り切り、

________男、有岡大貴、今日からツッパる！！

ふっふっふ…！！

はあーはっはっはっ！！

「有岡くん、変な笑い声出さないでよ気持ち悪い」

「た、たかき…！」

…こいつは、俺の相棒。

たまたま同じ日に転校してきて、

たまたま同じ『今日からツッパリ』だったのだ。

「それよりさぁ、有岡くん、あの子たちとは知り合い？」

「んー？」

指さす方向を見れば、校門の前に立つ2つの影。

さらに目を凝らして見ると、

「なんじゃあれ、他校のやつじゃん」

髙「俺らの噂聞きつけて、学校まで来た、とかじゃないといいけど～。」

「まあ、どうせ下校するときに嫌でも会うけどな」

鞄を持ち、校門へ向かうと、その2つの影が近寄ってきた。

「おう、あんたらがここの新しい頭か？」

「へー、弱っそうな頭だね。噂ほどではないって感じー。」

「んだとぉ？！」

「やめろって有岡くん、女の子に手を出すのはあまりよろしくないよ」

「はぁ？女の子だァ？
舐めたこと言ってんじゃねえよ！俺らは男だ！」

「1回、分からせてやろうか？！」

ブンっ！

と拳が飛んでくる。

「うおっ！」

間一髪で避け、その拳を受け止める髙木。

「…なっ！」

「気に障ったなら謝るよ、ごめん。」

「あんた、知念の拳を受け止めるなんて…。」

「ちっ」

ばっ、と髙木の手を振り払う知念。

「ちょっとは腕が立つみたいだね、あんた。
さすが転校初日からこの学校のツッパリ共を倒しただけある」

なんだかよく分からないけど、認められたらしく、
打って変わって笑みを浮かべた。