癒し方は人それぞれ(arym) ページ1
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なんだか、疲れてる様子の俺の恋人。
いつもの元気印の笑顔も見えず、少し不安。
「…だいちゃん…」
疲れてるときは、何も言わずただ隣にいること。
それは、何年も一緒にいてきて、分かりきっている。
ソファに腰掛ける恋人の隣に座り、そっと頭を撫でていれば俺の方にかたむく体。
「…やまだ、おれ、疲れちゃったよ…」
ほら、そうしたら、彼の本音が聞けるから。
「…もう、つかれちゃった…」
俺の手のひらに、頭を擦り付けて甘えるように囁く。
「そっか、…だいちゃんはもうじゅうぶん頑張ったよ、偉い偉い」
なにがあったの?、とか。
相談乗るよ、とか。
今彼に必要なものは、そんな薄っぺらいものじゃなくて。
きゅるる、と丸い目をうるませて、
少し厚めの唇で、
「…ままぁ」
と、呟く。
このスイッチが入っちゃったら、相当参ってるってことだ。
俺は優しく微笑んで、
「ん、まま、だよ?」
そのまま、だいちゃんを抱きしめる。
だいちゃんは、俺の腕の中で
「…まま、みるくはぁ?」
と、首を傾げて。
そのまま、俺のシャツをまくって
小さく尖る突起に、ちゅぅ…と吸い付いた。
「んん…っ、ぁ、はぁ…っ」
ぴちゃぴちゃ、だいちゃんが吸うたびに鳴る水音に体が敏感になっていく。
「…だいちゃぁ…、もぉ…っ」
抱きしめる腕に力を込めれば、
「まま、限界なの…?」
と、尋ねられ、
そのまま、勢いよく吸われて
腰を跳ねさせながらイ ってしまった。
荒くなる息を整えようと、だいちゃんから手を離そうとすると
ぱしっ、と掴まれる腕。
「へ…?」
「これで、終わりだなんて思ってないよね?
………子どもにイカされるだめな母親に、お仕置しなくちゃ…な?」
いつのまにか目の前にいたのは、腹を空かせた狼だった。
癒し方は人それぞれ fin.
―――
Twitterに載せたお話を少し変えてみました。
やまださんが甘えるってのもめちゃくちゃ大好物なシチュなんですけど、ありおかさんが、甘えるっていうのも私的に美味しいシチュです笑
ありおかさんが甘えて、まま呼びしてみるくを強請るという、、もうよく分からんことになってるんですけど。
みるくを強請って、吸い付いちゃうってのがポイントです!(知らないよ)
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作者名:海月 | 作成日時:2020年5月2日 14時