今度は指にして？ 2【arym】

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有岡side



結局、意気地無しの俺は山田に謝ることができず、



その流れで、山田とテスト勉強する約束もなしになった









山田の顔を見ると、自分のしでかしたことの重みを感じるんだ









ほんと、俺ってカッコわりぃ



そう、自己嫌悪に陥ったその瞬間






ガラッ






知「........大ちゃんっっ！！！」




ものすごい剣幕の知念が教室に入ってきた




有「ど、ど、どうした、知念」



いつも冷静な知念がこんな焦る姿見たことがなくて驚く





知「やばいことになったかも........」


来て、と手を引かれ教室を出た




知「........今日、涼介から早く行くねって連絡が入ってて。僕、それを朝に見たから涼介と学校来なかったの」

有「それで？」

知「でも、学校着いたら涼介いないし........。心配でね........。
そしたら、涼介を行く途中に見かけたっていう子がいて、涼介絡まれてたって言うんだ！」



そう説明する知念の顔は真っ青で、

でも、俺も自分の顔から血の気が引いていくのが分かった





有「........っ、それって........」



ふっ、と文化祭前に出会ったあいつらの顔がフラッシュバックする

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