ねこ【爆豪勝己】 (ページ9)

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めをはなしたページ9

「ハァ、ハァ…あれ？」

一心不乱に先程まで勝己がいた場所へ走る

しかしもうそこには誰もいなくて、後処理班がちらほら見えるくらいだった

「あの、爆心地どこ行きました？」

後「どこって…怪我してたから病院に行きましたよ」

ジトッと睨まれる後処理班の人

過激派ファンじゃないってば、と笑顔が引き攣った

後「爆心地の、お知り合いさんですか」

「あ、いや…じゃなくて、はい」

後「妄想じゃないですよね？」

「は？」

後「行き過ぎた妄想であるとすれば、これ以上過激派になる前にこちらも手を打たないといけないんですが」

爆心地は過激派が多いので…と睨みながらジリジリと近寄ってくる

思わず後ろに後ずさった

？「いや～！どこ行ってたのAちゃん」

「えっ？」

ポスン、と肩に手が置かれる

？「すみませんね、この子の連れです

いや～目を離した隙に走り出しちゃって！

爆心地と同じ学校だったってだけですよ、ね？」

後「ならいいですけど…」

気をつけてください、と後処理班の人がどこかへ行く

「…あの、」

誰ですか？と言う言葉と共に口をハンカチで抑えられた

？「ほんとに、目を離した隙にいなくなっちゃうんだから

癒河 Aさん」

遠くなる意識の中、赤く光った目が私をじっと見つめていた