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イソップside
最近○○さんはイライとよく一緒に居てる気がする。
まあ、僕の勘違いだろうが。よくもそんなことで、試合前に “守りたい” だなんてスカした台詞を言えたもんだ。僕が僕じゃないような気がしてならない。
＿＿ほら、もっと早く逃げないと○○さんを捕まえてしまいますよ？
こんなに取り乱してるアナタ、見たことないですねぇ…きっと○○さんが見たら幻滅するでしょう
リッパーの小言が脳内で再生されて仕方ない。
イラつく、ああ嫌だ。
ただイライと一緒にいたってだけなのに、イラつく俺にもイラつく。
「＿イソップ君！！ゲート！開いた！！」
……………今すぐ行きたい。
今すぐ○○さんに駆け寄りたい。
守りきったよって、言いたい。
「……………ｸｿｯたれ………ｯ」
聞こえないくらいの呟きは、チェイスの熱気に霞んで消えていった。
ぜっっっったいにリッパーを負かしてやろう。
…そう、覚悟した矢先。
「ヘイ！リッパー！てめぇのアホ面拝ませろオラァこっち向け！！」
………………！？？？？？！
これ、○○さんの声か？
リッパーも驚いて中々開いた口が塞がらないようで、初めて僕と同じ心境を共有した。
こんな男勝りな声が出たのか…？
いや、まず…それより今何が起こってるか把握しろ。○○さんの手には懐中電灯が握られていて、多分スタンさせて僕と逃げる算段を組んでいるんだろう。
………助けられてしまうのか僕は。
と、○○さんが光を当てる。…すごい、こんな一定時間当て続けることが出来る人なんていない。
無事帰ることができたら褒めよう、すごいねーなんて言って時間を共に過ごしたい。
2回目、3回目…とテンポよくスタンさせると、グイッと体を引っ張られる感覚がした。
「イソップ君、行こう！！！」
握られた手にじんわりと熱が発した、ような気がした。
…………………ああ、そっか。
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めんへらうさぎ(プロフ) - 今日初めて読んだのですが、すっごく好きです……。奥手なナワーブくん可愛すぎるし、ちょいちょいとおちょくってくるイライくんも可愛かったです…！イソペも可愛くて、とてもいい作品をありがとうございました(＞＜) (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9158c232db (このIDを非表示/違反報告)
ゆーな(プロフ) - 名前変えても○○になってます… (2019年6月18日 21時) (レス) id: 1ac6299c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：5号機ちゃん | 作成日時：2019年6月14日 22時
