第153話【だれかゲームくんのイラストを書いてくれてもいいんだよ...？？(殴)】 ページ30
『ゲームくんの言いたいことはわかった...でも、私は今、ヒーローをめざしてるわけだから。
行くよ、ヒーローインターン。』
がちゃり、と自室のドアを開け、ベッドに倒れ込みながらそうゲームくんに伝える。
画面の中のゲームくんは、少し不機嫌そうにこちらを見つめていた。
【...そうですか。じゃあもうこれ以上は何も言いませんよ。】
画面の中のゲームくんは、はぁ、と一つため息をつくと、そう言い放った。
よっしゃ、お許しがでた。
『...そう言えば、ゲームくんって元人間何でしょ？どんな人だったの？』
ベッドでごろごろしながら、ふと気になったことをそのまま口に出す。
ゲームくんは、前の主...私と入れ替わった張本人である音鳴Aと、人間時代にオールフォーワンによって合体して、今この状態になったらしい。
...合体というより、一方的なくっつけみたいなものだけれど。
【どんな人、ですか...難しいですね。
ただ...私は多分、世間一般で言う《つまらない奴》だったと思いますよ。】
『うえー、ウッソだろお前。
敬語毒舌青髪童顔イケメンのくせにつまらないやつって...嫌味かよ(ﾟ��ﾟ)、ｹｯ』
【口調荒ぶってますけど。
...友達も少なかったんですよ。何より、体がそこまで丈夫じゃなかったので。
なのでこの体には感謝していますよ。インターネットワールドで好き勝手できます。】
『もう本格的にエネちゃんじゃないですかヤダー。』
私はふと、自身を襲ってくる眠気に、瞼が勝てなくなっていくのが分かった。
要するに眠い。週末はヒーローインターンだし、しっかり睡眠とっとかないと...。
『...って、その前に着替えなきゃ。パジャマパジャマ〜』
そう言って私はゲームくんを棚の上に立てかけると、タンスを開く。
すると、ゲームくんの声が耳に入ってくる。
【...これでも前は、健全な男子高校生だったんだけどな、俺。】
服を脱ぎかけたところで、ば、と思いっきり振り返る。
そこには、立てかけたゲーム機の画面からこちらをニヤニヤしながら見るゲームくん。
『.......』
私は無言でゲームくんの画面部分を布で隠すと、そのまましばらく無言だった。
.......ゲームくん、男子高校生だったのか...。
どこにも行かない羞恥心が自分を襲う。
うわぁぁ、と変な声を上げながら、私は顔が真っ赤のままで服を着替えるのであった。
.....これからは、着替える時ゲームくん閉まっとこう。そうしよう。
第154話【週末、ヒーローインターンが来た！】→←第152話【あれ？？もしかしてゲームくんって？結構人気キャラ？？？】
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エドワード - メープルさん» えっ (2020年1月7日 16時) (
レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
メープル - 鋼の錬金術師のエドワードと幼女戦記のターニャお願いします！！！ (2018年9月25日 22時) (レス) id: 6a973d41c4 (このIDを非表示/違反報告)
樹の幹 - 確か織田作の異能は意図して見れるものではなかった気がするのですが…あ、僕もよくわかって無いので修正とかはしなくていいと思います！更新頑張って下さい！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: e640de58c3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーとです。 - おおおおおおお織田作の異能だぁぁぁ(泣 (2018年8月5日 19時) (レス) id: fc82e8dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 神威きたぁぁぁ!!!! また出して下さい!!!! (2018年2月27日 21時) (レス) id: eae4b70575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白蛇の柊 | 作成日時：2017年11月29日 7時
