【短編】- 涙の答え -

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丸山side







「 ここって... 」


大「 ...丸がいない間にな？テレビでやっててん 」










大倉について行くと見にれた街に出て

この前の病院終わりに来た楽器屋さんに辿り着いた










大「 まるちゃん... この前気に入ったやつ
買われへんかったやろ？
あれが出てたからもしかしたら入荷してるかもと
思ってな、家出た時に見に来てんで？ 」



「 ... 覚えてくれてたの？ 」



大「 ... まる、もうすぐ誕生日やろ 」









そうか、僕もうすぐ誕生日なんや...



それなのに僕...

そんなことも知らず怒ってもおた..









「 大倉... ほんまにごめんなぁ 」



大「 俺からの最後の誕生日プレゼントやで？
泣くなや〜(笑) 」



「 泣いてへんよ...っ、ありがとう 」








もう少しで落ちそうな涙を拭い
楽器屋さんに入った





かっこええなぁ...









「 これください！ 」


店員「 ありがとうございます 」








気に入って家にも送らずそのまま持って帰った









大「 あとでその口座から抜いてな 」



「 ううん... 教えてくれただけで僕からしたらプレゼントやで？ 」



大「 あかんよぉ！誕生日プレゼントやねんから 」








大倉は止めてくれるけど
教えてくれた気持ちがほんまに嬉しいねん








「 ... ほな、大倉がええならやけど... スタジオ作ろ？
そのためにマネージャーから借りたんやろ 」




大「 ... せやけど ... まだ足りひん... 」




「 ... 僕も出すよ、みんなのスタジオやねんから
大倉からみんなへの最後のプレゼントにせえへん？」



大「 ...ええの？ 」







こんなかっこいいプレゼント
大倉だけはせこいしなぁ！(笑)









「 ... あっ！そうや、僕からも少しだけプレゼントがあんねん 」



大「 えー！なに？ 」



「 家帰ったらびっくりすると思うで？ 」







次は僕が大倉の手を引いて帰った

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