また明日。《5》

♯236 ページ36

A「でも、嫌じゃない？相手がまだ好きな人引きずった状態で付き合うって。不安というかなんて言うか」


慎「引きずるの前提じゃん(笑)」


A「引きずらない。一瞬で忘れるもん」


慎「絶対無理だと思うなー」


A「…ねぇ、前に付き合ってた人って、ずっと忘れられないの？」


慎「別れ方によるんじゃない？泣く泣く別れたならしばらくは思い出すかもなー。俺そういうのあんまり無いけど。陸さん、忘れられない人がいるの？」


A「……うん」


慎「忘れられない人がいるのに、好きって言って、でも好きだけど付き合えないとか意味わかんないね？」


A「うん。で、相談なんだけど。ご飯誘うタイミングとか、頻度とかどれくらいなら迷惑じゃない？」


慎「気にせず誘えばいいんじゃない？陸さんてそういうの面倒臭いとか思わない人だと思うよ。本当に無理な時は無理って言うと思うし。でも仕事忙しいからね？断られたからって本当に無理な時もあるからそんなに落ち込んじゃダメだよ？｣


A「うん。そうだよね忙しいもんね……近々誘ってみようかな……まだあれから陸くんと連絡取ってないの」


慎「うわ。壱馬さん100歩くらいリードしてる(笑)」


A「あんな事があった後だし、LINEしにくいなって思ってるけど、私からしないと一生来ない気がする」


慎「好きなのに？好きだったら来るでしょ陸さんから」


A「……どうかな(苦笑)(♪〜)あっLINE！………樹くんだった(笑)」


慎「壱馬さんも樹さんも頑張ってんのに。陸さんヘタレだなぁ。樹さん何て？」


A「今週いつバイトある？って」


慎「樹さんも頑張ってんのに。陸さんに思いっきりヤキモチ妬かせる作戦は？」


ヤキモチ？
陸くん妬かない気がする

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