また明日。《5》

♯235 ページ35

壱馬くんにお礼のLINEを送ったら、すぐに返信が来た

「他の人が握ったおにぎり食うの禁止な！笑」っ て

もちろん冗談だとは思うけど、結構重めなのかな…？って思った


慎「壱馬さんはめっちゃヤキモチ妬くよ。重いし、嫉妬深いし。全然興味無いって風に見えるでしょ？余裕っていうか。でもめちゃくちゃ熱いし独占欲も強い。それを窮屈に思わない子だったら絶対幸せだと思う」

なるほどね…陸くんは、逆っぽいな…


慎「で、全部話してもらおーか！(笑)」


私のバイト終わりを待っててくれた長谷川くんが話を聞いてくれた


昨日のことを掻い摘んで端的に話した


慎「…やー、ちょっとその感覚は理解出来ないっていうか…樹さんが知ったら怒ると思う」


A「断る理由が本当は他にあるんだと思う。樹くんの名前出してるけど、それはただのこじつけなのかなって思う。それが一番傷つかない断り方って思ってんじゃないかな」


慎「そこで名前使われて利用されてる樹さんが可哀想じゃん……Aが樹さんのせいで！って思ったりしないかな？とかは考えないのかな？」


A「うわかんない。陸くんがどんな人かまだよく分かんないし、昨日で前よりもっと分からなくなった。知れば知るほど好きになるけど知れる程分からなくなる人だよね…別にミステリアスとかそういうのじゃなくて。……分かんないだよね……難しい」


慎「陸さん単純そうなのにね？意外だなぁ…」


A「夏が終わるまでは頑張る。ご飯誘ったりしてみる」


慎「ま！頑張れ！(笑)ダメだった時は樹さんも壱馬さんもいるんだし(笑)」


A「こっちダメだったからそっちとはならないでしょ(苦笑)」


慎「別にいいと思うけどなー。始まりから100%好きじゃなくても。俺は別に気にしないもん。100%にしてやる！って逆に燃える(笑)」


私は嫌だけどな…
男女の差？長谷川くんだけ？

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