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王子様のキス ページ15

Noside

5日が経った。

いつもと同じように寝ているAの横に座ってAの手を握るシルク。

前と違うのはちゃんと食事睡眠を摂っているので顔色がちゃんと良くなったこと。

ただし、不安な気持ちは変わらない。
むしろ時間が経つにつれ不安になる一方だ。

シ「A...」

ポツリと名前を呟く。

シ「早く目ぇ覚ませよな...早く声聞かせろよ...」

その様子を、一緒に来ていたンダホ、マサイ、ダーマ、ザカオが痛々しそうに見守っている。






元気なAの姿が見たい。




頼むから。




お願いだから。

握っていた手にさらに力を込める。

すると、

シ「A...?」





心做しか、握り返されたような気がした。






ン「どうしたの?」

シ「今ちょっとだけ握られた...!A!A!わかるか!?」

シルクはそう叫んでAの肩を掴む。

叫び声が聞こえたのか、看護師さんが駆けつけてきた。

看「動かしたらダメですよ!離れて」

言われて我に返ったシルクがすいません、とAを離す。

ついでに、と看護師さんは点滴などのチェックをし始めた。

シ「A...頼むから...」

再び手を握ったシルクはAの手に額を当てる。
そしてゆっくりと位置をずらし、Aの手に口付ける。





もちろん、"王子様のキスで目が覚める"なんて童話の世界だけの話で。






耐えきれずに流れた涙は頬を伝い、Aの腕に落ちた。

看「では、何かあったらナースコールで呼んでくださいね」

看護師さんに言われてシルク以外の4人が軽く頭を下げたその時。





「ん...」






Aの瞼が、ゆっくりと開かれた。






そして






「...な、に泣いてんの、よ...」

そう言ったAはゆっくりとシルクの顔に手を伸ばし、指で涙を拭った。

目覚め→←気持ち



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R(プロフ) - 午後の紅茶さん» めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (8月16日 22時) (レス) id: 7abcb8b2b6 (このIDを非表示/違反報告)
午後の紅茶 - 面白かったです!もうそれ以外に、言うことがないくらい。 (8月16日 18時) (レス) id: adc547b84a (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - シルモトマサダマ推しだお!さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます!! (8月16日 11時) (レス) id: 7abcb8b2b6 (このIDを非表示/違反報告)
シルモトマサダマ推しだお! - めっちゃ最高でした! (8月16日 11時) (レス) id: b4e70699ab (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - メルティーピエロさん» 嬉しいお言葉ありがとうございますヾ(●´∇`●)ノ (3月26日 18時) (レス) id: 7abcb8b2b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R | 作成日時:2018年1月17日 23時

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