episode105 ページ6
カメラが回る中
ユンギさんの鋭い視線は、今でも私のノートにある。
A「…っ。」
ユンギ「なぁ、A。」
ノートから私へと視線を移したユンギさん。
その表情は…まだ分からない。
A「はい、、。」
ユンギ「いい。すごく、、刺さるやつ。笑」
A「…良かった。」
ユンギさんが笑った。
うんうんと頷いて、ノートを何度も見て
優しく笑った。
ユンギ「メロディーにも合いそうだし、いいんじゃない？ありがとな、A。」
A「うん！」
これで、、いい。
私が作った歌詞に、彼が優しく微笑んでくれる
私にとっては
この関係がちょうどいい。
ユンギさん、、
私ね、この歌詞書いてる時、
あなたのことしか考えていなかった。
あなたへの憧れをただただつづった。
何度も何度もやり直して、見直して
恥ずかしいけど、全部私の気持ちなんだ。
この歌詞を見て、あなたがいいじゃんって頷いた。
それは
これが私の気持ちと気付いてない、
いいや、きっと…
分かってていても答えてくれない。
そういうことなんだって。
だからこれを見せてあなたがどうなるか見たかった。
でも、笑顔で頷いている今、
私は前へ進める。
A「次会った時に、作業してくれる？」
ユンギ「そうだな。」
この日の収録は終わり、ユンギさんは次の仕事があるからと足早に去って行った。
マネージャー「おかえり。」
A「…なんだか、オッパ。今日妙に優しい顔してる。どうしたの？笑」
そのまま事務所のオフィスに行くと、マネージャーオッパがいた。
マネージャー「担当のアーティストが辛そうな顔してるから。」
A「そんなことありませーん。」
笑ってごまかすけど…
ダメだ、やっぱり。
A「オッパ、明日朝の9時だよね？」
マネージャー「そうだけど。」
A「…出掛けてくるね！」
マネージャー「お、おう。」
事務所を抜け出して、携帯を開く。
私ってば…本当に最悪な女だ。
A「もしもし…ごめん、今から会ってくれない？？」
「…えっ、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あ(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2021年2月9日 0時) (
レス) id: 0486105026 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年6月11日 16時) (レス) id: 2580593c69 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺(プロフ) - 一気見させて頂きました！キュンキュンがとまらないです(´；ω；｀)お忙しいと思いますが続き待ってます (2019年10月17日 17時) (レス) id: 1c2a3b8573 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 読んでててキュンキュンしました！自分的にはユンギさんと本当の夫婦になって欲しいです！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 22dcaf5b7f (このIDを非表示/違反報告)
mzar(プロフ) - 更新再開うれしいです！！最終的にはちゃんとジミンちゃんとくっついて、主人公が思い出すジミンちゃんの笑顔が本当に嬉しそうな幸せそうな顔だったらいいなあ、、これからも頑張ってください！ (2019年9月26日 21時) (レス) id: 396d74e57b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆい。 x他1人 | 作成日時：2018年9月22日 20時
