episode56 ページ6
--ユンギside--
ヒョン達が決起会か、なんだかしらないけどよ、
全員酔っ払ってるなんて。
なんてタイミングの悪さだ、俺は。
タクシーだって、時間も金もかかるってのに・・・
ユンギ「Aは、ここに泊まって。」
A「え？」
珍しく、弱々しい顔で俺を見上げたA。
ユンギ「俺、そこらへんのホテル泊まるから。」
A「・・・うん。」
携帯をカバンにしまうと
立ち上がって、頷いたA。
こんなにも、番組がノープランで、
こんなにも気まずい空気が流れる・・・。
いや、気まずい原因はきっと俺なんだけどさ。
A「・・・ホテルもタクシーも変わらないよ、きっと。」
え・・・
カバンに荷物を入れようと背を向けた途端のAの声。
それはいつもより元気が無くて
震えてるようにも聞こえる。
ユンギ「いや・・・でも、さすがにマネージャーさんも心配、、」
A「・・・番組でしか、私といたくない？」
俺の心配は、Aの言葉で遮られる。
やっぱり・・・
あの言葉、気にしてたんだな。
薄々感じてた、今日のAが一歩引いてること
なんだか笑顔が嘘っぽいこと
俺のあの言葉で、そうしているんだったら
Aは、俺を番組の関係と思っていないということ。
まだそれが言葉で表す関係なのかは
分からないけど。
だから、Aの手を取った。
カメラが回っていないところで
君とどこかしら、、、繋がっていたかったから。
ユンギ「・・・A。」
A「ご、ごめんっ！！何言ってるんだろ、私。ははっ。・・・えっと、こんな広いベッドで寝慣れていないから私も近くの、、、」
ユンギ「・・・一緒にいたい。」
頭より、この先のことより、番組のことより
何よりも先に出た言葉。
A「・・・なに言って、」
ユンギ「ジミンと行った日、、、なんかムシャクシャして。あんなこと言ってしまった。その場から・・・逃げるために。」
A「・・・へ？」
Aと視線が合うと、
その目に涙が溜まっていて・・・
美しいと思った。
ユンギ「変な、意味じゃないから・・・。一緒にいよう。」
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ふわこ - この小説読みながらFake Love聴いてました。なんか曲にあってるような気がしました…！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - masumicky?さん» ありがとうございます。笑タイピングしながら気付いてませんでした。笑 (2018年9月3日 7時) (レス) id: 5858d0ba0f (このIDを非表示/違反報告)
masumicky?(プロフ) - 差し出がましいかもしれませんが、仮想が仮装になっておりシリアスなシーンで吹き出しました…。 (2018年8月28日 8時) (レス) id: 386d4bfa34 (このIDを非表示/違反報告)
ちびニョロ(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしています(^^) (2018年6月12日 1時) (レス) id: 8d7f6f6ec3 (このIDを非表示/違反報告)
チムやんチム(プロフ) - ジミンかユンギどっちと幸せになっても私は嬉しいです ！！更新ファイティンです ！！ (2018年4月22日 3時) (レス) id: 47f32d3ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年2月17日 13時
