episode62 ページ12
後日
マネージャー「あら、そんなことが。」
A「・・・な、なにもしてないからね！」
マネージャー「ふーん。」
あの日の電話を出なかったこと、
そしてそのあとどうなったかをオッパに説明して
オッパは不気味に笑う。
マネージャー「そんで、宿舎に行ったんだ。」
A「うん・・・。」
マネージャー「波乱万丈だね〜。」
オッパは他人事のように笑って
車を事務所へと走らせた。
A「今日はコンサートの練習で終わり？」
マネージャー「うん。8時間スタジオ取ってる。新曲の依頼も、進めれたらいいね。」
A「そうね。」
そうだ。
コンサートも間近。
練習を積み重ねなきゃ、いけない。
つい最近、いろいろとあって忘れてたけど
私の大きなイベントを迎えようとしている。
今まで以上に大きな会場で
前回のコンサートよりも曲数も増えた。
だからこそ・・・絶対に、絶対に成功させたい。
マネージャー「よーし、着いた！」
A「ありがとう〜！」
マネージャー「俺は打ち合わせがあるから、抜けるけどなにかあったら電話して？」
A「うん。」
オッパと事務所で別れて、
スタジオへ入る。
マイクの電源を入れて、パソコンで作った
セットリストを流して
早速歌い始める。
A「♪〜」
順番に歌い上げながら、想像を膨らませて
曲ごとのステージの演出を考える。
この時間が1番楽しくて、1番歌手をしている実感が湧く。
そして、1曲が終わり
次のメロディーが流れる・・・
A「あ・・・。」
この曲。
胸が弾んだ。
番組のサプライズで、ステージでプロポーズを受けた時の曲。
幸せな男女を歌った曲だからこそ・・・
鮮明に覚えてる。
歌詞を口ずさみながら
真っ白な紙に、演出を、書き上げていく。
A「なんか・・・私じゃないみたい。笑」
考え込まれた演出は、
いつもの私には到底想像できない可愛らしい演出になって
私ってば自分で笑ってしまう・・・。
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ふわこ - この小説読みながらFake Love聴いてました。なんか曲にあってるような気がしました…！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - masumicky?さん» ありがとうございます。笑タイピングしながら気付いてませんでした。笑 (2018年9月3日 7時) (レス) id: 5858d0ba0f (このIDを非表示/違反報告)
masumicky?(プロフ) - 差し出がましいかもしれませんが、仮想が仮装になっておりシリアスなシーンで吹き出しました…。 (2018年8月28日 8時) (レス) id: 386d4bfa34 (このIDを非表示/違反報告)
ちびニョロ(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしています(^^) (2018年6月12日 1時) (レス) id: 8d7f6f6ec3 (このIDを非表示/違反報告)
チムやんチム(プロフ) - ジミンかユンギどっちと幸せになっても私は嬉しいです ！！更新ファイティンです ！！ (2018年4月22日 3時) (レス) id: 47f32d3ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年2月17日 13時
