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たわいも無い話をたのしんでから、
山口投手は家を出た。
勇人「また来てくださいね」
鉄也「うん、じゃあ
Aちゃんもまたね」
『あ、はい…
またいらしてください、』
思ってもないことを、つい口走る。
自分の不器用さを痛感した。
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山口投手が帰ってからまた、
勇人とふたりきりで気まずくなってしまう。
それからわたしは食べ終わったお皿を片づけ始めた。
テレビも消えてるし、何の会話もなくて。
さっきまであんなに熱かったのが嘘みたいに、
勇人との時間はとても冷たかった。
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勇人「俺シャワー浴びてくるわ」
『あ、うん』
勇人はんーっと背伸びをしながらバスルームへと消えた。
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カチャカチャと食器を洗いながら
___泡の中から山口投手の使っていたお箸を見つけて、
変な意識をしてしまう自分がいた。
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にゃあ - 面白かったです!続編も読まさせていただきます! (2019年12月20日 0時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
なちょす。(プロフ) - みやもんさん» ほんとですか〜(><)嬉しいですっっわたしもドロドロだいすきなんです← (2017年5月20日 20時) (レス) id: f80bb26a77 (このIDを非表示/違反報告)
みやもん(プロフ) - すごく面白いですし、とても読みやすいです!こーゆー話大好きです笑 続きすごい気になります…頑張ってくださいね((o(。>ω<。)o)) (2017年5月20日 17時) (レス) id: e547e18cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なちょす。 | 作成日時:2017年5月20日 1時