Ordinary Day ~ＫＨstory~

自由な自分でありたい！ ページ1

A『あの・・・お休みの日は何をされているんですか？』

？？？『はあ・・・その、ゴルフとかジムに行って体を鍛えてます。』

A『すごいですね！』

友達の紹介でちょっとだけスティタスの高い男性と対面していた。

？？？『Aさんはお休みの日は何をされてるんですか？』

私の休み・・・

それは決まっている！オタ活・・・・・

オタ活といったら、朝から晩まで推しの情報収集。

まだ見てない動画を見たり・・・押しのために一生懸命覚えた言葉で翻訳してみたり

ちょっとしたグッズをペン仲間のために作ったり。

もう、考えただけでワクワクする・・・

？？？『あの〜・・・？』

すっかり自分の世界に入っていた。

A『ごめんなさい。その、音楽鑑賞とハンドメイド、語学勉強をしてます。』

あながち間違ってはいないよね(笑)

？？？『素敵なご趣味ですね！好きな音楽とか好きなアーティストはいるんですか？』

きっと言ってもわからないよね。

A『日本の方でないので、あまり知られてなくて(笑)』

？？？『Aさんの好きなアーティスト、僕も気になります。』

いやいや・・・彼氏と一緒に推しのコンサート行くのだけは勘弁してほしい。

我を忘れて楽しむものも楽しめない。

お願いだから自由でいさせてくれ。

A『私、決めていることがあって。結婚しても、旦那さまとは同じアーティストを好きにならないし、コンサートには一人で行きたいんです。』

？？？『そんな、寂しいじゃないですか。』

A『好きなものを自由に楽しむ。束縛はしない。それが私の結婚への条件なんです。』

そう言いきってしまった。

だって、本当だもん。

３０も過ぎて、半ば・・・正直、結婚ほど煩わしいものはない。

昔の日本のように結婚して、子供を産んで、子育てして老後は旦那さんと一緒。

なんて、古い考えで一生を終わりたくない。

♪〜

スマホの通知音がなる。

ツイの通知音！しかも私がずっと大好きな彼からのメッセだ！！

今日から韓国でミュージカル公演が始まる。

私は初日は行けないものの、最終公演には渡韓する予定でいた。

A『あ〜、とうとう始まるんだ。』

彼との話の途中でスマホを見てニヤニヤする私。

その様子に彼が引いているのがわかる。

？？？『その・・・ちょっと用事を思い出したので、今日はここまでで。』

A『構いませんよ？では。』

笑顔で見送る。

このパターンで失敗したこと数えきれず。

もう諦めたい。

推しを愛でて早何年？→

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