【文スト】敦くんの妹が可愛すぎる件について！りにゅーある

いち ページ2

｢君はそのままでいいんだよ。｣




そんな言葉が欲しかった。





お兄ちゃんも私も先生から嫌われて、




お兄ちゃんがいじめられてても非力な私は何も出来なかったことがほんとに悔しかった。






先生に私がどんなこと言われても痛いことされてもどうだっていいのにお兄ちゃんは私の分まで先生を恨んでた。





私は何も言わなかった。




言ったらまた痛くなるから。




でもお兄ちゃんは噛み付くように反抗してた。



馬鹿だなお兄ちゃんは。って思いながらも私もお兄ちゃんにどこか嫉妬してた。




なんでも言えるお兄ちゃんも




全部全部羨ましかった。





お兄ちゃんに聞いたことがある。





なんでこんなことされて反抗するのか。またやられるだけじゃないかって。




でもお兄ちゃんは、みんなが許せないから僕は言い返してやるんだって





そんなこと言ってたな。









扉を開けた。




キーっと傷んだ音もしつつ開いた扉に手をかけながらあの人が椅子に座っているのが見えた。







『おかえりなさい。まま』







｢あぁ私のAこちらへいらっしゃい｣








その人によれば頭を撫でられた。





｢A外は危険なのよ。あなたは私の大事な人形だもの。｣



『はい。まま』

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