*神様の一目惚れ2 ページ9
そして、少しの月日が流れ、俺は日本のイナズマジャパンの選手として選ばれバスに乗り込む。
基山「またこうして一緒に戦えるのは、俺としては嬉しいよ。」
吉良「まぁ、そうだな。」
席はタツヤと隣で雑談をし、そうしてる間に俺たちの宿舎に着いた。
そして長い階段を上がり、監督の指示でミーティングルームに集まった。
多分監督やマネージャーの紹介とかそういうのすんだろうな…と思いながら、横並びに整列した。
監督に続き、その後にマネージャーが続々とミーティングルームに集まってきた。
その時、俺はある少女が目に入り、その姿に俺は密かに目を見開き、思わずその少女を見つめた。
えっ、…………可愛い 。
今まで女子に全く関心を持たなかった俺が、こんな感情を抱いたのは初めてだった。
非常に小柄で背が低く、腰まで届く綺麗な長髪に、どこか儚げな雰囲気が特徴的な少女だった。
彼女を一目見た瞬間、俺の心を撃ち抜いたかのように刺さり思わずその少女を凝視してしまう。
女子に対して、こんなに心が打たれるような気持ちになったのは生まれて初めてだ。
非常に可愛らしい顔立ちをしていたが、彼女の大きな瞳が、どこか深い悲しみに包まれているかのように見える。
しかも、何かに怯えているのか彼女の小さな体が小刻みに震えている。
まるで保健所に捨てられた子犬のように…見えた。
顔を見られるのが嫌なのか、終始ほとんど下を向いている。
何で…こんなに怯えてんだ?
そんな彼女の悲しそうな瞳に、俺は何だか目が離せなかった。
それに、前の俺と雰囲気がよく似ているように思える。
▼
俺の予測通り、自己紹介が始まり次々と自分の名前と一言を淡々と続けた。
そして…あの少女の自己紹介の番になった。
なんていう名前なんだろうか。
「……きょ、今日からイナズマジャパンのマネージャーをすることになった白鳥Aです…。よろしくお願い、します…。」
声可愛い………。
Aっていうのか…良い名前だなと心の中で思う。
すると彼女がほんの少しだけ顔を上げ、俺と一瞬目が合った。
しかし彼女はすぐ目を逸らしてしまい再び下を向いてしまった。
そんな全力で逸らさなくても良いのに…。
流石の俺でも大分傷つく。
しばらくして、自己紹介は終わり監督とマネージャー達は仕事をしに向こうのドアから退出した。
その際、俺はAを見つめ続けていた。
そして…俺は自分の気持ちに確信を持った。
俺は…Aに一目惚れしたんだ。
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アニオタ - 初めまして、作品読ませて頂いてます。ヒロト凄い夢主ちゃんにベタ惚れですね。読んでて微笑ましいし和みます。これからもヒロトが変わらず夢主ちゃんに愛情を注いでいく様子を温かい目で見守らせてください。これからも更新頑張ってください。続きを楽しみにしてます。 (2020年8月30日 11時) (レス) id: 4bb6e8f6df (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - 星もなかさん» 返信遅くなって申し訳ございません…わざわざコメントして下さってありがとうございます!体調管理に気をつけて頑張っていきたいと思います(^^♪ (2020年8月28日 13時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - おい…………………………………これ完全に忘れてるだろ(笑) (2020年8月28日 8時) (レス) id: 0dcd5b296d (このIDを非表示/違反報告)
星もなか(プロフ) - 初めまして、ヒロトかっこよすぎませんか?!もう惚れました!これからもお身体に気をつけて頑張ってください!応援しています! (2020年8月19日 22時) (レス) id: 70c50fe7f0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - となりの青華さん» コメントありがとうございます!とても励みになります…!今後も楽しい小説が作れるように頑張ります(^^♪ (2020年7月12日 2時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわもこ | 作成日時:2019年11月11日 23時