＊彼の想い２ ページ7
アツヤ｢えっ…！？｣
基山｢っ…！？｣
彼の発言に、私も思わず声を上げそうになったが、何とか息を止めるように声を沈める。
口元を抑えながら、言葉の続きに耳を傾ける。
アツヤ｢お前…マジ？｣
吉良｢例えAが俺の事、そういう対象として見てなかったとしても、俺はアプローチし続けるつもりだ。｣
基山｢…凄いね。ヒロト。｣
もし私が彼の隣に座っていたら、きっとアツヤさんや基山さんと同じ反応をするだろう。
ま、待って……今の話って…。
それを聞いていたアツヤさんが、少し不安げなトーンでヒロトさんに問い詰める。
アツヤ｢…いや仮にフラれたとして、後日会うの気まずくならねぇ？普通。｣
吉良｢後のことは関係ねぇよ。…マジで好きだから、もしフラれて、キッパリ諦めるっていう選択肢は全くねぇな。Aが俺の事好きになるまで、ガンガンアタックするつもりだな、俺は。｣
…私は両手で自分の頬を覆い、その場でしゃがみ込む。
うっかり盗み聞きしてしまったことに、罪悪感を感じるがその反面、少し…嬉しいという感情も混じっている。
アツヤ｢お前、意外とメンタル強ぇんだな…。正直めっちゃ驚いてる。｣
吉良｢まぁ、一目惚れしたからな。…告白して、今はこうやって付き合えて本当に、良かったと思ってる。｣
基山｢まさかにヒロトに彼女が出来るなんて、俺も最初は驚いたよ。女子とか全然興味なかったのに。｣
吉良｢確かにな。女子に関してはマジで興味なかったな。話そうとも思わなかったし。｣
アツヤ｢へぇ〜何か意外だな。｣
こないだ言ってた通りだ…。
ヒロトさんは、本当に女の子に興味なかったんだ…。
アツヤ｢あっ、もうこんな時間か。そろそろ寝るか？｣
吉良｢そうだな。ちょっと今日の特訓疲れたし、そろそろ横になろうかな。｣
基山｢それじゃあ、部屋に戻ろうか。｣
三人が食堂から出たところをチラッと顔を覗かせ、他に残っている人がいないか確認した。
そして籠を食堂辺りに置き、私は静かに急ぎ足で自分の部屋に入る。
ふかふかのベッドに飛び込み、布団を頭まで覆い先程の会話を思い返す。
ボンッ！と頭が爆発し、湯気が出ているような感覚に襲われる。
頭を自身の枕をグリグリし、先程聞いてしまった言葉にただ一人、ジタバタさせている。
落ち着かそうとしても、さっきの事で何度も思い出し冷静になれない。
こんな姿見られたら、絶対変な人って思われる…。
しばらくヒロトさんと顔を合わせるの、恥ずかしい……。
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アニオタ - 初めまして、作品読ませて頂いてます。ヒロト凄い夢主ちゃんにベタ惚れですね。読んでて微笑ましいし和みます。これからもヒロトが変わらず夢主ちゃんに愛情を注いでいく様子を温かい目で見守らせてください。これからも更新頑張ってください。続きを楽しみにしてます。 (2020年8月30日 11時) (
レス) id: 4bb6e8f6df (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - 星もなかさん» 返信遅くなって申し訳ございません…わざわざコメントして下さってありがとうございます！体調管理に気をつけて頑張っていきたいと思います(^^♪ (2020年8月28日 13時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - おい…………………………………これ完全に忘れてるだろ（笑） (2020年8月28日 8時) (レス) id: 0dcd5b296d (このIDを非表示/違反報告)
星もなか(プロフ) - 初めまして、ヒロトかっこよすぎませんか？！もう惚れました！これからもお身体に気をつけて頑張ってください！応援しています！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 70c50fe7f0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - となりの青華さん» コメントありがとうございます！とても励みになります…！今後も楽しい小説が作れるように頑張ります(^^♪ (2020年7月12日 2時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわもこ | 作成日時：2019年11月11日 23時
