＊衝撃の事実 ページ4
｢思ったより重いですね…。｣
監督がダンボール箱に入った荷物を外にある倉庫に入れてほしいと頼まれ、目的である倉庫へと向かっている…という流れで今に至っている。
しかし荷物の入ったダンボールは想像以上にズシッとしていて、微かに手が震えている。
自分ってこんなに腕力なかったっけ…。
でも頼まれたものなので、手に力を込め何とか持っていく。
廊下の曲がり角に到達した瞬間、誰かに当たってしまい、足元が少しふらつき荷物を持ったまま、床に倒れ込む。
…が、床に倒れ込む衝撃はなく、誰かの肩にスポッとハマった。
吉良｢わ、悪ぃ、大丈夫か！？｣
ぶつかってしまった相手は、ヒロトさんだった。
ヒロトさんが私の肩を支えてくれ、その力強さに私は思わずキュンと胸が弾むような気持ちになった。
｢す、すみません！…怪我は、ないですか？｣
吉良｢俺は大丈夫だ。Aこそ、大丈夫か？｣
｢だ、大丈夫です…！｣
吉良｢荷物、運んでたのか？｣
｢監督が、外にある倉庫まで運んでほしいって頼まれたんです。…ちょっとそこまで行ってきます…！先程は支えてくださってありがとうございました…！｣
彼に軽くお辞儀をし、目的である倉庫へと向かった。
…と、その時、持っていダンボール箱がスッ…と手元から消えてしまい、一瞬何が起こったのか分からなくなった。
吉良｢俺が運んでやる。｣
荷物は彼の手元にあり、私は慌ててその荷物を取ろうとした。
｢い、いえ、私が持つので大丈夫です！｣
吉良｢良いから。彼氏である俺に任せとけ。｣
荷物を持ちながら歩いていく彼に、私は両手で顔を覆いながら一人、赤面状態になっている。
彼のさり気ない優しさに、私は胸が弾むばかり。
…何でヒロトさんは、こんなに優しいのだろうか。
▼
｢…ヒロトさんって、やっぱり大人ですね…。｣
吉良｢何でそう思うんだ？｣
｢なんというかこう…女の子への気遣いが凄く上手というか、恋愛上級者みたいな…感じに見えるので…。｣
吉良｢…恋愛上級者って、何だよそれ。｣
どこか怪訝そうな見え、私は慌てて誤解を解く。
｢あ、いえその…悪い意味で言ってる訳ではなくて…何でもこう、さらっと出来るのが凄いなって、思ってて。｣
…やっぱり今まで、色んな女の子たちと付き合ってたから、こういう気遣いが上手なのかな…。
吉良｢俺は今まで付き合ったことなんてねぇし、初恋も初キスも、お前が初めてだからな。｣
｢そうなんですか……………えっ？｣
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アニオタ - 初めまして、作品読ませて頂いてます。ヒロト凄い夢主ちゃんにベタ惚れですね。読んでて微笑ましいし和みます。これからもヒロトが変わらず夢主ちゃんに愛情を注いでいく様子を温かい目で見守らせてください。これからも更新頑張ってください。続きを楽しみにしてます。 (2020年8月30日 11時) (
レス) id: 4bb6e8f6df (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - 星もなかさん» 返信遅くなって申し訳ございません…わざわざコメントして下さってありがとうございます！体調管理に気をつけて頑張っていきたいと思います(^^♪ (2020年8月28日 13時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - おい…………………………………これ完全に忘れてるだろ（笑） (2020年8月28日 8時) (レス) id: 0dcd5b296d (このIDを非表示/違反報告)
星もなか(プロフ) - 初めまして、ヒロトかっこよすぎませんか？！もう惚れました！これからもお身体に気をつけて頑張ってください！応援しています！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 70c50fe7f0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - となりの青華さん» コメントありがとうございます！とても励みになります…！今後も楽しい小説が作れるように頑張ります(^^♪ (2020年7月12日 2時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわもこ | 作成日時：2019年11月11日 23時
