ボクの朝 ページ6
あの後、ベッドはどっち使いたいか、とか洗濯はどちらが、とか色々と決まっていった
ほんとにジャックくんは優しくて
ボクが洗濯やら掃除やらをしたことが無くてやり方が分からないって言ったら一から全て教えてくれた
そんなこんなで夜も開けて今日からやっと本格的なナイトレイブンカレッジでの生活が始まる
ジャックくんは朝が弱いボクとは違うから先に教室の方へ向かったらしい
『うぅ、ん…
何だか体が痛い…このベッド硬すぎるよ……。』
って、家のベッドと比較しちゃ駄目だよね…
『あ、そんな事よりも早く準備して行かなきゃ…』
あれ、ネクタイってどうやって結ぶんだっけ…
まぁ、それっぽくできればいっか…
そう思い感覚でネクタイを結び真新しいブレザーに袖を通した
『よし、バッチリ…ではないけど良いよね』
そう言って部屋を後にした
『メインストリートを通って行くんだよね…
昨日はちゃんと見れなかったから今日こそしっかりとグレートセブンの像を見ていこっと』
なんて考えてメインストリートの所まで行くと何だかざわざわして少しだけだけど人だかりができていた
ん?なに?
どうしたのか気になってもっと人だかりに近付いて行くとそこには昨日の魔法の使えない子と暴れ回ってた猫君、その奥に顔にハートマークの付いてる男の子が立っていて何か争ってるようだ
と、その瞬間
グレートセブンの一人、ハートの女王の像に猫君の火がついた
エース「あ゛ーっ!やべっ!
ハートの女王の石像が黒焦げに!」
うわぁぁ、、すごいなぁ…
燃えてる…
これ怒られない?大丈夫?
なんて考える間もなく
学園長「こらー!!!何の騒ぎです!」
学園長が飛んできてしまった
まぁ…そうだよね
学園長はその後三人に放課後窓拭き掃除100枚をする様にと指示を出しその場はおさまった
初日から凄い事をするんだなぁ、流石名門校
それから結局ゆっくりとグレートセブンの像を見ることもできずに教室へと向かうことになってしまった
えっと、ボクのクラスはA組だから…
ここだ!
ジャックくんとは違うクラスなんだよね、ちょっと寂しいな…
と思いながらぐるりと教室を見渡したら見た事のある顔、目の近くにハートマークが付いてる男の子…
さっきグレートセブンの像を黒焦げにした人だ!!
彼こそ絶対に危ない人だ…っ
絶対に不良だよ!
「すまない、ちょっといいか?」
そんな事を考えていると後から肩を叩かれた

755人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鮭ざんまい(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです、頑張ります! (1月14日 5時) (レス) id: ede7e88c8f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - 凄く面白いです。更新楽しみにしています! (1月13日 20時) (レス) id: b22ec59ea2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鮭ざんまい | 作成日時:2021年1月13日 20時