【文スト】【短編集】文豪×〇〇彼女。２【文豪ストレイドッグス】

苦労性梶井×ネガティブ彼女。（月守 貘徒様リク） ページ5

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『……駄目だ、もう生きてけない』

「何故そうなるんだい…」


僕達は良く同じ任務に相棒として就く事が多い。

何の因果かは知らない。気が付いたらそうなっていた。

今日も一緒に任務、だったんだけど…。


『無理、梶井に怪我させるとかもう私切腹しないと』

「しなくていいから。ほら、元気だよ大丈夫…痛てて」

『…やっぱ駄目じゃん、やだ死のう』


運悪く敵の流れ弾に当たってしまったのだ。

首領が快く手当をしてくれて今は布団の上。

完全に僕の不注意なのにAは自分のせいって云って聞かない。さっきから部屋の隅で縮こまってる。


『駄目だよ、何してんの私。あぁ、芥川に頼んで八つ裂きに…』

「ダメだからね！？」

『あれかな、私が任務失敗してなければこうならなかったよね、ああ、時間戻らないから本当に』


…駄目だ。こうなると彼女は話を聞いてくれない。

とんだお嬢さんだよ、全く。


『だって、何時も迷惑掛けてるのに更に怪我させるとか本当有り得ない』

「……」

『私のミスの後始末全部梶井やってくれてるし』

「…A」

『書類とか間違えたの梶井が何時も直してくれるし』

「なあ」

『苦労人過ぎるよね、私のせいで』

「A」

『私なんて此処に居なければ良かったのに』

「A！」

『…何』

「おいで」

『嫌だ』

「いいから」


渋々と僕の所へ来るA。

その手を取り僕の左胸に押し当てた。


『……』

「僕は、生きてるよ」

『…うん』

「君が、一緒に任務に行ってくれて僕の背中を守ってくれたからだ」

『でも、私が失敗しなければ…』

「Aが居なかったら僕はもっと大きな怪我をしてたかもしれない。君が居てくれたからこの位で済んだんだ、ね？」

『…ん』

「うん、それで良い」


こんな彼女を慰めるのも僕の役目です。

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…私は何がしたかった。

苦労性#とは。

リクエストありがとうございました！書き直しして欲しければ何時でも！

ヤンデレ敦×お人好し彼女。（凛子様リク）→←太宰×ｼﾞｻﾂﾏﾆｱ彼女。（コノン様リク）

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