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激甘安吾×彼女。(湊様リク) ページ28

後悔はしてない。

________

『…ふあ……』


大きな欠伸をして目を覚ました。いつの間に寝ていたんだろう。さっき時計を見た時は23時だったのにもう7時になっている。

ふと、隣を見ると六徹して力尽きた安吾がグッスリ寝ている。

今日は休みかな。仕事ならどんなに疲れててもこんな時間まで寝てないし。久しぶりにゆっくり過ごそうか。


『顔洗お…』


起こさない様にそろりと布団から出て洗面所に向かう。


『ひえっ、冷た…い?』


顔を洗ったら鏡を見るのは当然だろう。で、そこに自分の顔が写るのも当然。


『え、え?』


___猫耳は、当然?


『ああああああああああ!?』

「ん…煩いですよA、どう『あ、あああ安吾!これ何!?』…はあ?」

______

あの後安吾に回収され、ソファに座らせられた。隣に安吾が座ってる。


「起きてたら生えてた、と」

『何これ何コレ知らない、え?え??』

「落ち着きなさい」

『はい』

「ご丁寧に尻尾まで生えて…」

『ニャンだこれは』

「にゃん」

『にゃあ』

「…ふふっ」


何か語尾まで変わってきてるよ、何だよ、笑わないでよ。


「異能…ですかね」

『誰のですか一体』

「知りませんよ。まあ、異能力なら太宰君に解いて貰えばいいです」

『そーですにぇ』

「…それ、触ってみても?」

『?どーぞ』

「有難う御座います。好奇心には負けますね…」


本当に生えているんでしょうか、と云い乍ら恐る恐る私の耳に触れた。


『っにゃ!?』

「!?ど、如何しました?」

『え、や、擽ったい…』

「…へえ」

『う!?』


スリスリと、これでもかって位に耳を撫でてくる。


『待っ…』

「待ちません。尻尾はどうなってるんですかね?」

『え…!?』


グッと腰を引き寄せて、尻尾を柔く掴まれた。ゾワゾワと背中に何かが走る。


『あ、待ってそれダメ…』

「…無理です」

『にゃんで…んぁ、やぁぁ…』


耳と尻尾を摘むようにクニクニされる。それがとても擽ったくて変な気持ちになる。


「気が変わりました。太宰君には頼みません」

『ぅえ』

「頼むにしても今は頼みませんよ」

『な、んで』

「そんな顔して云いますか…。誘った貴女が悪いんです」

『わっ!?』


ドサリとソファに押し倒され組み敷かれた。身動きが取れない。


「その気になりました。今日は一日中鳴いてもらいます」

『え、嘘…んんっ』

「さ、良い声で鳴いて下さい」

_________________

文豪×好き彼女。→←ベタベタ甘え太宰×塩対応彼女。(結城様リク)



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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桜餅さん(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 歌さん» コメントありがとうございます!すみません、リクエストは停止してます…。 (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 江羅古九さん» 返信遅くなりすみません。ありがとうございます!まってて…! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
- リクでちょいツン立原と構って夢主 (2020年1月9日 0時) (レス) id: b4dff23058 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年10月28日 1時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅さん | 作成日時:2018年1月1日 21時

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