構って乱歩×無感情彼女。(飴玉様リク) ページ24
前説はやりたかっただけ、うん…。
________
初めて出会った時、彼女の瞳には何も映ってなかった。感情の無い、虚無の黒。真っ黒。
僕は彼女を助けた。
そして、彼女に感情を教えた。初めに覚えたのは「喜怒哀楽」ではなく「愛」だった(その割にはサバサバし過ぎてる)。
他は全く覚えず、僕がいないとダメ(だと思う)。
____
「はい、て事でAかまちょ」
『かまちょ?』
「構ってって事ー!!」
『構って、とは』
「そのまんまの…あー、と。そうだなぁ。こっち来て?」
『はい』
素直にトコトコとやって来たAの頭を優しく撫でる。
「こーゆー事するの!分かった?」
『…何と云いますか、その』
「ん?」
『此処がポカポカします…。成程』
短い感想を述べて僕の帽子を取って頭を撫でてくれるA。これ程至福な時間は無い。
____
次の日の朝。
何となく早く出勤しようと思っていつもより早く探偵社に到着した。
扉を開けようとすると、中から話し声が聞こえた。
(これは…。Aと太宰?)
太「えー、いいじゃん。私も撫でてくれ給えよ乱歩さんみたく」
『お断りします』
太「何故?」
『…上手く云えないのですが、貴方と居ると此処が黒くなる気がします』
太「…へぇ。随分と立派な事を云えたモノだね」
『…』
「…!あーあー!予定よりも早く着いたなー!!」
バァン!と思いっ切り扉を開ける。
太宰は予想してたみたいな顔、Aは若干固まってる。
「て事で僕はAとお菓子買いに行くから!行くよっ!」
『え?』
半場強引に手を引きその場を去る。
去り際に太宰の顔を見ると、微かに笑っていた。
____
『…乱歩、さん?』
「んー」
『…ありがとうございます?』
「…えっ。御礼?」
『よく分からないけど、云いたくなったので…。彼の人と居ると黒くなる気がするのに、乱歩さんと居ると優しい、暖かい気がします』
「〜っ!と、当然だもんね!また頭撫でてもらうんだから」
『構ってと関係あるのですか?それは』
「うーるーさい!!」
______________
気が付いたら今日で春休み終わる…ひえ。
リクありがとうございました〜!遅くてすみませんorz
311人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜餅さん(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 歌さん» コメントありがとうございます!すみません、リクエストは停止してます…。 (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 江羅古九さん» 返信遅くなりすみません。ありがとうございます!まってて…! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
歌 - リクでちょいツン立原と構って夢主 (2020年1月9日 0時) (レス) id: b4dff23058 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年10月28日 1時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜餅さん | 作成日時:2018年1月1日 21時