賢治×人見知り彼女。(ぷりん様リク) ページ14
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「Aちゃーん…。出てきてくださいよ〜」
『ヤダ、無理』
「う〜ん…」
皆さんこんにちは、宮沢賢治です。
僕が今、ちょっと手を焼いて困っているのは、僕と同じイーハトーヴォ村に住んでたAちゃん。
僕と同じく、異能力を見込まれて社長にスカウトされたんです。
始めは断ってたんですが、ある事を直す為にOKしたんだとか。
で、都会に上京して来たんですが…。
「Aちゃ〜ん」
『い、や、だ』
彼女、とっても人見知りなんです。
上京した理由も、人見知りを直す目的もあるんです。
今日は彼女の出社初日。皆さんに挨拶しないとなんですが…。
探偵社に着いた瞬間、僕の机の下に隠れちゃいました。一向に出てくる気配がないです。
「困りました…」
『…し、は』
「?」
『私は、賢治君さえ居てくれれば、いいのに、なんでぇ…。やだぁ…』
「…!そ、そんな可愛い事云ってもダメですよ!出て来て下さーい!!」
『やーだー!!』
「だって、このままじゃ何も進みませんよ!」
『いいの!』
「良くないです!頑張ってここまで来たんじゃないですか!前に進んだのに!!」
『………』
「むぅ…。」
どうしよう。そう考えてると「賢治君、賢治君」と太宰さんが手招きしてきました。
「はい!何でしょう?」
太「私にいい案があるんだ。聞かないかい?」
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「Aちゃん」
『…………』
「ねえ、皆さんに挨拶しましょう?」
『…やだ』
「う〜ん…。じゃあ、こうしましょう!ちゃんと挨拶出来たら、ご褒美あげます!」
『…?』
「何でもいいですよ。ね、どうですか?」
太宰さんから教えてもらいました。頑張ったらご褒美をあげるんだよって。
成程、それなら彼女も出て来てくれるかも。
『…ほんとに何でもいい?』
「はい!僕に用意出来る範囲で『デート』…はい?」
『賢治君がデートしてくれるなら、いいよ』
「え、え…?」
『デート!』
「わっ!し、します!デートしましょう!」
『…うん』
僕の返事を聞いて、へにゃって笑うAちゃんは凄く可愛かった。
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桜餅さん(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 歌さん» コメントありがとうございます!すみません、リクエストは停止してます…。 (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 江羅古九さん» 返信遅くなりすみません。ありがとうございます!まってて…! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
歌 - リクでちょいツン立原と構って夢主 (2020年1月9日 0時) (レス) id: b4dff23058 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年10月28日 1時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅さん | 作成日時:2018年1月1日 21時