【文スト】【江戸川乱歩】塩対応彼女。【文豪ストレイドッグス】

対応。２９ ページ33

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何故こんな奴が此処に。

いや、もう異能力を使った時点で分かってるんだけど。


芥「勘違いするな。名探偵殿に用はない。そこの女に用があるのだ」


知ってるよ、その位。

知ってしまったんだ。


『…随分と派手で手荒なお出迎えね』


そう云うAの脇腹からは、血が滴り落ちている。

場所が悪かったのだろうか。止まる気配を見せない。


芥「貴様にはこの位が丁度良いだろう。違うか？」

『龍之介さんや、私も一応女の子なんだけどな〜？』

芥「何処がだ」

『おい待てどういう意味じゃコラ』

芥「前々から云っていた筈だ、組合を潰し次第貴様を迎えに行くと」

「…何それ」

芥「なんだ、名探偵殿は知らぬのか」

『私が云ってないだけよ』

「…違う、僕が知らないふりをしてたんだ」

『……』

芥「ほう、ならば云ってやろうか」


知ってるよ、君に云われなくても。


『…止めろ』


ほら、彼女が嫌がってるよ？

止めなよ。

…なんで僕はこんな冷静なんだろう。


芥「其処の女は」

『龍之介！』


あぁそうか。








きっと、いや。






やっぱり分かってたんだ、心の何処かで。









見ないふりをして、誤魔化してただけ。









だから冷静なんだろうな。













芥「＿＿＿＿其処の女は元ポートマフィア秘密情報員…。白鳥Aだ」


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芥川龍之介
Aと同期。貧民街で知り合う。
共に太宰にポートマフィアに拾われた。
配属先は異なるが主人公の良きライバル。

白鳥A
元ポートマフィア秘密情報員。
芥川と同期、貧民街で知り合う。
それらを隠して生活してきた。(太宰と社長は知っている)(乱歩は超推理を使って無いだけであり何となく知っていた。真実を見たくなかった)
安吾さんは良き師匠。

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