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「…で?俺をわざわざ【逢引】に誘った理由は?」

『さっすが善逸、分かってる』


のどかな昼下がり、善逸と甘味処にて。

善逸の怪我も回復したので、以前約束した【逢引】をしている。

…まあ、本当の【逢引】では無いのだが。

善逸とは出会ってからの甘味仲間であり相談仲間。
いつからか、お互い何かあったら【逢引】と称して【お茶会】をするようになった。

鬼殺隊としては私が上だが、善逸の方が歳上。

初めこそお互い敬語を使っていたが、段々と鬱陶しくなり
お互いに堅苦しいのは無し、と砕けた口調で話している。

というか、かまぼこ隊とは皆砕けた口調で話せる仲。


『あのさ、カナヲいるじゃん』

「カナヲちゃん?俺らと同期の花柱の継子?」

『そうそう、あの可愛い子』

「うん。その子がどうかした?」

『好きな子が出来たらしくて』

「………え"っ!?な、え!?は!??」

『そんな驚く?』

「えっ、そりゃあな!?だってあの子ちょっと前まで…!!」


「自分の事…」と言ったところで口を閉じた。

善逸は以前の彼女を知っている。そして、其れを言うと私の親友を低く言ってしまう、と口を閉じてくれた。彼の優しさだ。

その配慮に『ありがとう』と思いながら話を続ける。


『そう、そうなの。カナヲに好きな人が出来るって、相当前進よね!?私嬉しくって』

「そうだな、お前いつもカナヲちゃんの事心配してたから…。良かったな」

『うん…。うん!』

「んで?相手は誰?俺とか?」

『善逸では無い、炭治郎だって』

「オーイ!?俺じゃなくてもそこは「どうだろうね」とかもう少し言い方あったろうが!!あー、そっかそっか、炭治郎か……………えっ???」

『え?』

「炭治郎?」

『そう、炭治郎』

「……マジか」


一瞬、善逸の空気が凍ったのは何故だろうか。

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りあむ(プロフ) - 続き待ってます、、、、、、、! (2021年10月12日 20時) (レス) @page37 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - ド派手に頭突きしたのか煉獄の旦那に!ド派手に凄いな! (2021年4月8日 17時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - どうも!コメントありがとございます!蜜璃ちゃんかわいい!キュンキュンするわ!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2021年2月10日 17時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 義勇推しさんさん» 初めまして〜!読んでくれてありがとうございます。これから炭治郎もっと出す予定なので楽しみに待っていてください…! (2021年2月10日 9時) (レス) id: 6fc48f12f5 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - 初めまして!炭治郎も好きなのでこの小説楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください! (2021年2月9日 19時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅さん | 作成日時:2021年1月4日 0時

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