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カナヲと炭治郎が、
「…!………と!」
逢引。
「…!ねえ!」
今頃、何しているのかな。
「A!ねえってば!」
『……えっ』
「もう〜!何回も呼んでるのにちっとも反応してくれないんだから!」
『あ、ごめんなさい』
「どうしたの?此処の餡蜜お口に合わなかった?」
『ううん、凄く美味しい』
「本当!?良かったあ」
ホワッと桜の様な笑顔を浮かべる蜜璃姉さん。
『姉さんは美味しい御店見つける天才ね』
「やだ、照れちゃうわ〜!」
「嬉しい〜!」と私をギューっと抱き締めてくれる。
嬉しいけど内臓飛び出そう。
『ちょ、苦しい』
「…ねえ、A」
『はい?』
「何かあったの?」
『え、何で』
「んん〜。確証は無いんだけど。少し暗かったから」
「何となく、ね」と言い、頭を軽く撫でる姉さん。
そういう勘が鋭い。たまに怖くなっちゃう。
『…あのさ、姉さん』
「なーに?」
『人を好きになるって、どんな?』
「えっ!A、もしかして好きな人が!?」
『違う、友達から聞かれたの!』
「あら、そうなの?(それってカナヲちゃんしか居ないのでは?)」
『そうなの』
「…そうねぇ。人を好きになる、か。私の答えよ?」
『うん』
「その人の事を考えると
何だかポカポカして
一緒に居ると楽しくって
凄く安心するの。
触れられたらドキドキするし
他の子と居るとモヤモヤが出てきて
私が、その人の隣に立ちたいな…って
そんな事をずっと考えちゃうの」
『…伊黒さんは幸せですね』
「え"っ!?ち、違うのよ、私が伊黒さんを好きとか、伊黒さんに対して想ってる事じゃ…!!」
『顔が紅いので説得力皆無』
「…そういうAは誰を思い浮かべたの?」
『え』
クス、と笑って姉さんは私の耳をぷにっと触った。
「耳が紅いわよ?居るのね、そう想える人が」
『ちが、う』
真逆、そんなハズない。
私が、人を好き?
だって、親友の好きな人を。
炭治郎を
好き?
そんな、そんなのって。
『……っ』
「…A」
『ん』
「私はね、何時でも貴女の味方よ」
『どうしたんです、突然』
「んーん。何でもないわ。何かあったら相談するのよ?」
『…?うん』
安心そうに笑う姉さんは
何故かちょっとだけ哀しそうに見えた。
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りあむ(プロフ) - 続き待ってます、、、、、、、! (2021年10月12日 20時) (レス) @page37 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - ド派手に頭突きしたのか煉獄の旦那に!ド派手に凄いな! (2021年4月8日 17時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - どうも!コメントありがとございます!蜜璃ちゃんかわいい!キュンキュンするわ!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2021年2月10日 17時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 義勇推しさんさん» 初めまして〜!読んでくれてありがとうございます。これから炭治郎もっと出す予定なので楽しみに待っていてください…! (2021年2月10日 9時) (レス) id: 6fc48f12f5 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - 初めまして!炭治郎も好きなのでこの小説楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください! (2021年2月9日 19時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅さん | 作成日時:2021年1月4日 0時