先輩後輩【オリジナル】

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2人の場所。

思い当たる場所はひとつだけだった。


誠「…屋上…か」


私は走って、管理棟の4階へ向かった。









誠「はぁっ…はぁっ…っ……」



息も絶え絶えになって辿りついたその場所には、


やっぱり燈さんが待っていた。




燈「…ありがとうね。わざわざ来てくれて」


いつになく真面目な燈さんの雰囲気に

圧倒される。怖いくらいだ。


誠「全然大丈夫ですよ。どうしたんですか、

この場所に呼び出すなんて」

燈「…なんかここじゃないと、

ダメなような気がしてさ。

とりあえず外行こうか」


…もう鍵は取り外されていた。


進むとあの日と同じ景色が広がっていた。

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