51話 ページ7
二人は、俺との握手をし終えると先程の喧嘩など無かったかのように仲良く話を始める。
「グルッペン、…えっと、コネシマと、シャオロンは、いつもこんな風なのか？」
いい慣れない名前に噛みつつ、小さめの声でグルッペンに聞く。
gr「えぇ、一部からは子犬とも呼ばれていますから。…あ、幹部が全員あんなのという訳でも無いですよ、落ち着いたのも居ます。」
肯定された時に、うんざりとした表情を出してしまったからか、グルッペンは慌ててフォローを入れる。
落ち着いた奴も居るのか。なら幾らかは安心だ。
「…いい、国だな。此処は。歩いている限りでは城の者も皆笑顔だし、国民も幸せそうだ。」
俺は街を歩いていた時のことを思い出しつつ言う。
俺の祖国では絶対に見られなかった光景だろう。
?「せやねん。ええ国やろ？昔あった村をグルちゃんを中心に幹部みんなで国に造り上げたんやで。」
「そうなのか。それは立派な事…を…、…は？」
聞き慣れない声に慌てて後ろを振り返る。
そこには、グルッペン程の身長の黒髪で少しよれたスーツを来た男が立っていた。
gr「おい、急に話し掛けるな。自己紹介から入れ。」
俺が戸惑っているとグルッペンが男を叱る。
一切反省していない様子でごめーん、と言い俺に向き直ると唐突に自己紹介を始めた。
ut「初めまして、鬱って言います。みんなには大先生って呼ばれとるよ。グルちゃんとは長い付き合いやで。」
にっこりと笑顔を向けれる。
グルッペンと長い付き合い…悪い奴ではなさそうだ。
「Aだ。グルッペンの兄という立場だがハイスペックではない。…これから宜しく頼む。」
ut「Aね、okよろしく〜。」
へら、と笑い気力のない声で返される。
先程の二人と同様に握手をすると、鬱はそくささと二人のもとへ行ってしまった。
…なんかこの幹部、すごくキャラが濃い。
俺はすごい毎日になりそうだと呟き溜め息を付き、グルッペンを見ると彼は苦笑いをしていた。
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GREENS - やばい…これは面白すぎる！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 11時) (
レス) id: 63cda1f554 (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - 面白くて一気に読んでしまいました！更新楽しみに待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2019年2月14日 21時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
リトル - カイさん» ありがとうございます！好きと言って頂けて嬉しい限りです…！お気遣いありがとうございます、更新お待ち下さい！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
リトル - 羅朱☆MKRさん» ありがとうございます！お気遣いありがとうございます、頑張ります！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
リトル - 74さん» ありがとうございます！嬉しいと言って頂けてこちらも嬉しいです！更新頑張ります、コメントありがとうございました！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リトル | 作成日時：2018年1月17日 20時
