50話 ページ6
A side
食堂の様な所に入ると、二人の少年…いや、青年？が喧嘩をしていた。
顔に出していないつもりだったが少し恐怖の感情が出ていたらしい。
グルッペンに優しく声を掛けられた。
…それにしても、こんな煩いのが後十数人居るのか…？
俺は今後の生活に対する若干の不安を抱きながらその様子を見ていた。
gr「…おい、二人共、新しいメンバーの紹介がある。落ち着け。」
グルッペンがリーダーシップを発揮しているのを見て少し驚く。
そこで、兄として情けないという気持ちが頭の片隅で動く。
今までいい感じにしてきたのに、今崩したらまた嫌われてしまうだろう。
やめろ。
考えるな。
このマイナス思考をどうにかしなければならない様だ。
他に気付かれない様に小さく溜め息を吐く。
二人を見ると、体を止めて此方を見ていた。
sh「…ん？」
kn「…グルッペン…分身の術か…？」
何を言って居るのだろうか。
そんな非科学的な事がこのご時世起こる筈が無い。
相当頭が弱そうな方達だ。これでも幹部と言うのなら戦闘能力がずば抜けて高いのだろう。
gr「…兄上、自己紹介。」
こそ、と耳打ちをされ、はっと我に返る。
「…新しく此処に住まわせて貰う事になった、Aだ。此処に住む以上は最大限役に立つ努力をしよう。グルッペンの兄なのだが、そこまでハイスペックと言う訳ではない。…宜しく頼む。」
グルッペンの兄=ハイスペックという方程式を立たせたくないのでバッチリとそれを踏まえ自己紹介をする。
グルッペンは何かが不満なのか、顔をしかめていた。
sh「グルッペンの兄さんなん!?へぇー、知らんかったわぁ。…あ、俺シャオロン。戦争好きやから戦闘では役に立つと思うで〜」
kn「へぇー、長い間居っても知らん事は沢山あるんやなぁ。俺はコネシマ。まぁ仲良くしたってや！」
二人もすかさず自己紹介をして「よろしく！」と同時に手をさしのべられる。
…受け入れて貰えたという事で良いのだろうか。
俺はゆっくりと二人の手を握り返した。
−−−
長らく更新が出来ずすみませんでした。
まだ受験がありますのでまた更新が出来なくなります。
見守って頂けると幸いです。
お気に入り800越え、hit数9000越えありがとうございます！
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. 作者 リトル 2018.2.12
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GREENS - やばい…これは面白すぎる！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 11時) (
レス) id: 63cda1f554 (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - 面白くて一気に読んでしまいました！更新楽しみに待ってます！応援してます！頑張ってください！ (2019年2月14日 21時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
リトル - カイさん» ありがとうございます！好きと言って頂けて嬉しい限りです…！お気遣いありがとうございます、更新お待ち下さい！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
リトル - 羅朱☆MKRさん» ありがとうございます！お気遣いありがとうございます、頑張ります！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
リトル - 74さん» ありがとうございます！嬉しいと言って頂けてこちらも嬉しいです！更新頑張ります、コメントありがとうございました！ (2018年3月24日 1時) (レス) id: a5d722d791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リトル | 作成日時：2018年1月17日 20時
