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類side
勉強と言ってもねぇ。僕はもう知っている事だし宿題もすぐに終わってしまったのだけれど。
さて、何をしようか。
「うぅぅう」
「おや、どうしたんだい?」
おでこをテーブルに押し付け唸っているA君。
そんなに悩ませる問題があったのだろうか。
「類先輩と2人きりなのに勉強なんてぇぇぇえええ。もっと類先輩を感じたいぃぃぃぃいいい」
「そもそも勉強をするための集まりだということを忘れてないかい?」
それに、そのような言葉を2人きりの時に言うものでもないよ。
まぁ、自覚は全くないと思うのだけれどね。
「分からない所などはあるかい?」
「……………どこが分からないのかわからないです」
そこまでか。それは困ったねぇ。
A君は本当に勉強が苦手なようだ。先程が全くペンが進んでいない。
どうすればやる気を出してくれるのだろうか。
「類先輩は終わったんですか?」
「ん? そうだね。もう知っているものだったりするから直ぐに終わってしまったよ」
「すごい?!!! やはり先輩は天才です!! かっこいいイケメン美しいだけではなく頭もよく手先も器用!! こんなに完璧な人この世に存在しない!!!」
本人目の目の前にしてそこまで言えるのも一種の才能かもしれないね。
普通は恥ずかしくて口にすることなんてできない言葉ばかりだ。
「え/// あの、どうしたんですか類先輩……。そんなに見られると……その……////// 照れます!!!/////」
「そんなに見ていたかい? 無意識だったよ」
そういうとA君はほんのり赤かった顔をもっと赤くしてしまった。
…………あぁ、これはいいかもしれないね。
「やめてくださいよ類先輩!! 私が死んでしまいます!!!」
「A君が宿題終わったら僕が何かいいことをしてあげよう」
「……………へっ?」
「ふふっ。さぁ、宿題頑張って」
「ぐはっ!!! る……類先輩の爽やか笑顔………。って、そんなことを言っている暇無いですね!! すぐに終わらせます!! マッハ! マッハで終わらせます!!」
おぉ。良かった。やる気出してくれたね。
さて、その間に僕はA君のために何をするか考えなければならないね。
何をしようか。
「…………あの……類先輩……」
「おや。どうしたんだい?」
いきなり手を止めたA君は手を震わせながら僕の名前を呼ぶ。
1体どうしたのだろう。
「……………おしえてくだざぁぁぁあいい」
「……ふふっ。そういう事か。いいとも、どれが分からないんだい?」
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類｢お疲れ様。よく頑張ったね｣((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)ﾌｯ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年3月2日 10時
